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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


10.6.6 マルチノード機能使用時のOpenTP1障害

〈この項の構成〉

(1) アーカイブジャーナルノードのOpenTP1障害

アーカイブジャーナルノードのOpenTP1が異常終了しても,被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1はそのまま続行します。ただし,被アーカイブジャーナルノードのジャーナルはアーカイブしません。その結果,被アーカイブジャーナルノードのシステムジャーナルファイルのスワップ先がなくなると,被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1は停止します。そのため,被アーカイブジャーナルノード側で個別にアンロードしてください。

また,アーカイブジャーナルノードのOpenTP1が復旧すると,被アーカイブジャーナルノード側でアンロードしていても,転送されていないジャーナルからアーカイブを再開します。被アーカイブジャーナルノード側での個別のアンロードとスワップによって,アーカイブしなければならないジャーナルをすでに失っていた場合は,該当するノードの以降のアーカイブは中止します。そのため,通信復旧後も被アーカイブジャーナルノード側で個別にアンロードしてください。

なお,アーカイブジャーナルノードのOpenTP1が復旧するまで,被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1は正常終了,または計画停止できません。この場合,被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1は,アーカイブジャーナルノードのOpenTP1の復旧を待って終了するか,または強制停止してください。

ただし,被アーカイブジャーナルノードのジャーナルサービスが,停止時のアーカイブ待ち合わせ最大時間(ジャーナルサービス定義のjnl_arc_terminate_timeoutオペランドで指定)を設定している場合は,被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1は正常終了,または計画停止できます。ジャーナルサービス定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

(2) 被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1障害

被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1が異常終了しても,アーカイブジャーナルノードのOpenTP1はそのまま続行します。

被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1が復旧すると,転送されていないジャーナルからアーカイブを再開します。

なお,被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1が復旧するまで,アーカイブジャーナルノードのOpenTP1は正常終了,または計画停止できません。この場合,アーカイブジャーナルノードのOpenTP1は,被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1の復旧を待って終了するか,または強制停止してください。

ただし,jnlardisコマンドで接続を強制的に解除した場合は,アーカイブジャーナルノードのOpenTP1は正常終了,または計画停止できます。