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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


5.6.2 サービスの閉塞と閉塞解除

サービスは,mcftdctsvコマンドで閉塞できます。mcftdctsvコマンドを実行すると,オプションの指定によって,入力キューの入力や入力キューのスケジュールを閉塞します。また,アプリケーション属性定義で,アプリケーションが異常終了した場合のサービスの入力,スケジュールの閉塞(servhold=a)またはサービスのスケジュールの閉塞(servhold=s)を指定すると,該当するアプリケーションが異常終了し,アプリケーション異常終了限界回数に達した場合,そのサービスは閉塞されます。

入力キューの入力を閉塞した場合,入力キューにすでにあるメッセージは正常に処理されます。閉塞中にメッセージを受信すると,メッセージ廃棄通知イベント(ERREVT2)が通知されます。

入力キューのスケジュールを閉塞中にメッセージを受信した場合,メッセージ廃棄通知イベント(ERREVT2)が通知されます。

また,次に示すオペランドの指定値を超えたためにUAPがタイムアウトで異常終了した場合も,サービスおよびサービスグループが閉塞対象となります。

閉塞されたサービスは,mcftactsvコマンドで閉塞解除できます。

mcftdctsvコマンド,またはmcftactsvコマンドで変更した状態(入力キューの入力,および入力キューのスケジュール状態)を,全面回復時に引き継ぐことができます。

MCFマネジャ定義の状態引き継ぎ定義で,サービス数上限値を指定しておくと,指定した値までの資源の状態を引き継ぎます。