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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


4.7.4 TAMテーブルの追加と切り離し

オンラインにTAMテーブルを追加するには,tamaddコマンドを使用します。追加したTAMテーブルのローディング契機,アクセス形態はtamaddコマンドのオプションに従います。追加完了後,tamrlesコマンドで閉塞を解除すると,TAMテーブルをオンラインでアクセスできるようになります。

また,tamaddコマンドに-iオプションを指定した場合のTAMテーブルは,I/O障害処理続行型テーブルとなります。この場合,TAMファイルの更新時に入出力エラーが発生しても,該当するTAMファイルは障害閉塞状態になりません。そのため,同一オンラインのUAPからは,アクセスを続行できます。ただし,オンライン再開始時には,TAMファイルの状態に不整合が生じるのを防ぐ必要があります。そのため,前回のオンラインで障害が発生したままのTAMテーブル(I/O障害処理続行型テーブル)は,オンライン再開始時,オンラインから切り離されます。オンライン再開始後,TAMファイルを回復して,再びオンラインへ追加登録してください。

長いレコードの一部分だけ更新するような場合,更新した部分だけのジャーナルを取得すると,ジャーナル量を削減できます。TAMテーブルを追加するときにtamaddコマンドで-jオプションを指定します。

TAMテーブルをオンラインから切り離すには,tamrmコマンドを使用します。オンラインから一度切り離したTAMテーブルを同じTAMテーブル名で再び追加する場合,ファイル属性(レコード長,キー長など)が同じであれば追加できます。