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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


4.7.1 TAMファイルの作成

ユーザは,OpenTP1ファイルシステムを作成したあと,tamcreコマンドを使用してTAMファイルを作成します。このとき,OpenTP1ファイルシステムのアクセス権はユーザ用としてください。また,TAMファイル名は,TAMサービス定義の物理ファイル名と同じ名称を指定してください。作成したTAMファイルとTAMテーブルの対応関係は,TAMサービス定義で指定します。

TAMサービス定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

tamcreコマンド実行時,TAMファイルの作成と同時に初期データをTAMファイルに格納できます。そのためには,tamcreコマンド実行前に,TAMデータファイル(TAMファイルの初期データを格納するファイル)を作成し,初期データを格納しておく必要があります。なお,tamcreコマンドで-sオプションを指定するかどうかで,TAMファイルのデータ部のレコード形式が異なります。

TAMデータファイルの形式と-sオプションを指定しない場合のTAMファイルのデータ部のレコード形式との関係,および-sオプションを指定した場合のTAMファイルのデータ部のレコード形式との関係を以降の図に示します。

図4‒11 TAMデータファイルの形式とTAMファイルのデータ部のレコード形式との関係(-sオプション指定なし)

[図データ]

図4‒12 TAMデータファイルの形式とTAMファイルのデータ部のレコード形式との関係(-sオプション指定あり)

[図データ]