Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


4.6.4 DAMファイルの追加と削除

オンライン中に論理ファイルを追加するには,damaddコマンドを使用します。この追加とは,すでにある物理ファイルを論理ファイルとして定義することです。ユーザは,damaddコマンドを実行する前に,物理ファイルを作成しておく必要があります。

ディファード更新機能を使用する場合は,damaddコマンドに-dオプションを指定します。-dオプションを指定すると,指定した論理ファイルをディファード更新指定のファイルとして追加できます。

また,回復対象外のファイルとして追加登録したい場合は,-nオプションを指定します。さらに,キャッシュレスアクセス方式を指定したい場合は,-fオプションも同時に指定します。

論理ファイルをオンラインから切り離すにはdamrmコマンドを,物理ファイルを削除するにはdamdelコマンドを使用します。オンラインで使用している物理ファイルを削除する場合,対応する論理ファイルをdamrmコマンドでオンラインから切り離したあと,damdelコマンドを実行してください。

また,オンラインで使用中(オープン中)のDAMファイルは,damrmコマンドでオンラインから切り離すことはできません。オンラインから切り離すには,該当する論理ファイルをオープンしているすべてのサービスで,論理ファイルをクローズする必要があります。