Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


4.2.8 ステータスファイルの状態遷移

オンライン中のステータスファイルの状態遷移表を次の表に示します。

表4‒2 オンライン中のステータスファイルの状態遷移表

状態

現用

予備

無効

閉塞

ACTIVE

STANDBY

CLOSE

NONE

BLOCKADE

オープン/クローズ

オープン

クローズ

状態の番号

1

2

3

4

5

イベント

stsswap実行

→2

→1

stsclose実行

→3

stsopen実行

→2

A系,B系共に障害

→5

予備ファイルあり

→5

予備ファイルなし

片系

運転可

両系

運転中

片系

運転中

→5

片系運転不可

→5

(凡例)

−:起こり得ない,または状態が遷移しないことを示します。

→n:遷移先の状態の番号を示します。

すべてのイベントは正常に処理されるものとします。

ステータスサービスが動作中のときだけ,ステータスファイルの状態を管理しています。

このため,ステータスサービスが動作中に次に示すクローズ状態のファイルに対してstsinit,またはstsrmコマンドを実行しても,stslsコマンドで表示されるファイル状態は変わりません。

  • CLOSE

  • NONE

  • BLOCKADE