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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


3.17.1 リアルタイム統計情報サービスを使用するための準備

リアルタイム統計情報サービスを使用する場合,次に示す準備が必要です。

〈この項の構成〉

(1) 実行環境の設定

rtssetupコマンドで,リアルタイム統計情報サービスの実行環境を設定します。rtssetupコマンドを実行すると,実行モジュールおよびユーザサービス定義が作成されます。作成されるディレクトリとファイル名を次の表に示します。

表3‒47 rtssetupコマンドを実行すると作成されるディレクトリとファイル名

ディレクトリ

ファイル名

説明

$DCDIR/aplib/

rtssup

実行モジュール

rtsspp

$DCCONFPATH/

RTSSUP

ユーザサービス定義

RTSSPP

注※

rtssetupコマンドのサーバ格納先パスの指定を省略した場合のディレクトリです。サーバ格納先パスを指定した場合,ファイルは指定したディレクトリに出力されます。

実行モジュールの格納先や$DCCONFPATHで指定したパスに,すでに同一名称のファイルがある場合,rtssetupコマンドはファイルを作成しません。

(2) 定義の作成

リアルタイム統計情報サービス定義およびリアルタイム取得項目定義を作成します。定義の詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。