Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


3.16.4 スケールインの運用

スケールインを実行すると,ノード単位または業務単位で,負荷レベルの低いノードのリソースを解放して,他システムに割り当てます。これによって,リソースを有効に利用できます。

〈この項の構成〉

(1) スケールインのシナリオ構成

OpenTP1のスケールインのシナリオには,OpenTP1を停止してノード単位にリソースを解放するシナリオと,UAPを停止して業務単位にリソースを解放するシナリオの二つがあります。二つのシナリオのどちらかを実行してください。それぞれのシナリオについて説明します。

(a) OpenTP1を停止してリソースを解放するシナリオ

OpenTP1を停止してOpenTP1ノードのリソースを解放するシナリオを,次の図に示します。

図3‒47 OpenTP1を停止してリソースを解放するシナリオ

[図データ]

シナリオテンプレートの説明を次の表に示します。

表3‒38 OpenTP1を停止してリソースを解放するシナリオのシナリオテンプレート

項番

シナリオテンプレートの名称

説明

1

OpenTP1_Stop

OpenTP1の停止

このシナリオテンプレートはOpenTP1が提供します。詳細については,「付録M シナリオテンプレートの詳細」を参照してください。

(b) UAPを停止してリソースを解放するシナリオ

UAPを停止してOpenTP1の業務リソースを解放するシナリオを,次の図に示します。

図3‒48 UAPを停止してリソースを解放するシナリオ

[図データ]

シナリオテンプレートの説明を次の表に示します。

表3‒39 UAPを停止してリソースを解放するシナリオのシナリオテンプレート

項番

シナリオテンプレートの名称

説明

1

OpenTP1_StopUAP

UAPの停止

このシナリオテンプレートはOpenTP1が提供します。詳細については,「付録M シナリオテンプレートの詳細」を参照してください。