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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


3.6.2 コマンドログ

〈この項の構成〉

(1) コマンドログの出力形式

OpenTP1の運用コマンドを実行した場合に,コマンド実行時刻,終了時刻などの情報を$DCDIR/spool/cmdlogのcmdlog1,およびcmdlog2に出力します。cmdlog1,およびcmdlog2は,1MBを超えた時点でラップアラウンドします。

cmdlog1,およびcmdlog2はviエディタなどで参照できます。コマンドログにはコマンドの開始時刻,終了時刻が出力されるので,コマンドの実行に必要な所要時間の測定などができます。

出力する情報は次のとおりです。

> AAAA BBBB C  DDDD/DD/DD EE:EE:EE.EEEEEE FFFFFFFF : GGGGGGGG : HHHHHHH

(2) MCFの運用コマンドのコマンドログ取得

MCFの運用コマンドのコマンドログを取得するかどうかは,環境変数DCMCFCMDLOGで設定できます。コマンドログの取得有無はコマンドによって異なります。環境変数の設定による,コマンドログの取得の違いについて次の表に示します。

表3‒10 環境変数の設定によるコマンドログの取得の違い(MCFの運用コマンド)

運用コマンド

環境変数DCMCFCMDLOGの設定内容

未設定

Y

Y以外

mcftactcn

×

×

mcftdctcn

×

×

mcftchcn

×

×

mcftonln

×

×

mcftofln

×

×

mcfadctap

×

×

mcfaactap

×

×

mcfaclcap

×

×

mcfadltap

×

×

mcfuevt

×

×

mcftdctle

×

×

mcftactle

×

×

mcftspqle

×

×

mcfthldoq

×

×

mcftrlsoq

×

×

mcftdlqle

×

×

mcftactmj

×

×

mcftdctmj

×

×

mcftendct

×

×

mcftstalt

×

×

mcftedalt

×

×

mcftdctsg

×

mcftactsg

×

mcfthldiq

×

mcftrlsiq

×

mcftdlqsg

×

mcftdctsv

×

mcftactsv

×

dcmapchg

×

mcftdmpqu

×

×

mcfstats

×

mcftstop

×

mcftstart

×

mcftlscom

※1

※1

×

上記以外のMCFの運用コマンド

×

×

×

(凡例)

○:取得します。

×:取得しません。

注※1

-wオプションを指定した場合だけ,取得します。

環境変数の設定手順について説明します。

(3) 注意事項

MCFの運用コマンドのコマンドログ取得についての注意事項を次に示します。