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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


3.3.5 トランザクション統計情報の取得開始,終了

トランザクション統計情報のジャーナルファイルへの取得を,trnsticsコマンドで指示できます。

トランザクション統計情報の取得は,-sオプション指定のtrnsticsコマンドで開始できます。-sオプション指定のtrnsticsコマンドを実行すると,trnsticsコマンドが正常終了したあとに開始されるトランザクションから,トランザクション統計情報を取得します。trnsticsコマンドが正常終了する前に,すでに開始されていたトランザクションに関しては,トランザクション統計情報を取得できません。

また,トランザクション統計情報は,OpenTP1のシステム定義でtrn_statistics_itemにnothing以外を指定したユーザサービスが実行したトランザクションでだけ取得できます。

トランザクション統計情報の取得の終了は,-eオプション指定のtrnsticsコマンドで指示します。-eオプション指定のtrnsticsコマンドを実行すると,trnsticsコマンドが正常終了したあとに開始されるトランザクションから,トランザクション統計情報を取得しません。

トランザクション統計情報を取得する場合,取得する情報の種類が多くなるほどトランザクションの性能は劣化します。そのため,トランザクションの性能が劣化してもかまわない場合だけ,トランザクション統計情報を取得するようにしてください。

なお,OpenTP1再開始時は,trnsticsコマンドの指定は引き継げません。OpenTP1再開始時は,OpenTP1再開始前のトランザクションサービス定義のtrn_tran_statistics(トランザクションブランチごとの統計情報を取得するかどうか)の指定に従います。