分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作

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stsopen

名称

ステータスファイルのオープン

形式

stsopen {-n 論理ファイル名|-f 物理ファイル名}

機能

stsinitコマンドで初期設定したステータスファイル,またはstscloseコマンドでクローズしたステータスファイルをオープンします。

ただし,stsopenコマンドでオープンできるステータスファイルは,ステータスサービス定義で指定したステータスファイルだけです。ステータスサービスが動作中のときにオープンできます。

現用のステータスファイルが片系運転の場合,閉塞状態の系の物理ファイルをstsinitコマンドで初期設定したあと,stsopenコマンドを実行すると,現用のステータスファイルとして回復できます。

オプション

●-n 論理ファイル名  〜〈1〜8文字の識別子〉

オープンする論理ファイルの名称を指定します。指定した論理ファイルを構成するA系ファイルとB系ファイルを両方同時にオープンします。

次の場合に指定できます。

論理ファイル名を指定すると,ステータスファイル実体のパス名を意識する必要はありません。

●-f 物理ファイル名  〜〈パス名〉

オープンする物理ファイルの名称を完全パス名で指定します。

ステータスファイルに障害が発生し,閉塞状態になったステータスファイルを再作成したあと,および容量を拡張するためにstsinitコマンドで初期設定した物理ファイルをオープンするときに指定します。

なお,「stsopen -f A系物理ファイル名」,「stsopen -f B系物理ファイル名」と2回stsopenコマンドを実行するのは,「stsopen -n 論理ファイル名」と実行するのと同じことです。

出力メッセージ

メッセージID 内容 出力先
KFCA01008-E ステータスファイルでエラーが発生しました 標準エラー出力
KFCA01040-E 物理ファイルでエラーが発生しました 標準エラー出力
KFCA01050-E プロセス間通信でエラーが発生しました 標準エラー出力
KFCA01070-E stsopenコマンドの処理でエラーが発生しました 標準エラー出力
KFCA01083-I ヘルプメッセージ 標準出力,
標準エラー出力
KFCA01091-E メモリ不足です 標準エラー出力
KFCA01099-E OpenTP1関数コールでエラーが発生しました 標準エラー出力