分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作
名称
形式
namndchg 〔-l〕
機能
OpenTP1のドメイン構成を,OpenTP1の動作中に変更できます。ドメイン構成の変更は,システム共通定義のall_nodeオペランドに変更するドメイン構成(ノードの並び)を定義します。その後,このコマンドを実行してください。コマンド正常終了後に変更したドメイン構成が有効になります。
また,all_nodeオペランドの指定内容を標準出力に出力します。
OpenTP1が動作中のときだけコマンドを実行できます。
オプション
●-l
コマンドを実行したノードのノード名とポート番号,およびシステム共通定義のall_nodeオペランドで指定している現在のノード名とポート番号を標準出力に出力します。
出力形式
「namndchg -l」と指定した場合の出力形式を次に示します。
all_node information (aa....aa) port number node name bbbbb cc....cc
出力メッセージ
| メッセージID | 内容 | 出力先 |
|---|---|---|
| KFCA00601-E | ネームサービス実行中に共用メモリが不足しました | 標準エラー出力 |
| KFCA00604-W | all_nodeオペランドで指定したノード名は重複しています | 標準エラー出力 |
| KFCA00606-E | all_nodeオペランドで指定したノード名は定義されていません | 標準エラー出力 |
| KFCA00607-E | all_nodeオペランドで指定したポート番号が誤っています | 標準エラー出力 |
| KFCA00611-E | コマンド引数の指定が誤っています | 標準エラー出力 |
| KFCA00615-I | ヘルプメッセージ | 標準出力 標準エラー出力 |
| KFCA00616-E | all_nodeオペランドの数が指定数を超えています | 標準エラー出力 |
| KFCA00620-E | namndchgコマンド実行中にエラーが発生しました | 標準エラー出力 |
| KFCA00663-E | name_domain_file_useにYを指定しているため,コマンド(namndchg)を続行できません | 標準エラー出力 |
| KFCA33600-E | ノード自動追加機能を使用しているノードでコマンド(namndchg)は実行できません | 標準エラー出力 |
| KFCA33619-E | ネームサービス起動中のため,(namndchg)コマンドが受け付けられません | 標準エラー出力 |
注意事項
表13-9 all_nodeオペランドでの変更操作の例と,namndchgコマンド実行後のall_nodeおよびall_node_exオペランド
| all_nodeオペランドに対する操作 | 変更操作の例 | コマンド実行後 | |
|---|---|---|---|
| all_nodeオペランド | all_node_exオペランド | ||
| 追加 | all_node_exオペランドに指定していないノードをall_nodeオペランドに追加した場合 | 該当するノードを追加 | 変更なし |
| all_node_exオペランドに指定しているノードをall_nodeオペランドへ移動した場合 | 該当するノードを追加 | 該当するノードを削除 | |
| all_node_exオペランドに指定しているノードをall_nodeオペランドにも追加した場合 | 該当するノードを追加 | 該当するノードを削除 | |
| 削除 | all_nodeオペランドに指定しているノードを削除した場合 | 該当するノードを削除 | 変更なし |
| all_nodeオペランドに指定しているノードをall_node_exオペランドに移動した場合 | 該当するノードを削除 | 変更なし | |
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