分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作

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jnlsort

名称

アンロードジャーナルファイル,およびグローバルアーカイブアンロードジャーナルファイルの時系列ソート,およびマージ

形式

jnlsort 〔-n ノード識別子〕〔-g〕
        〔-i 〔開始ジャーナルサーバランID〕
                                  〔,終了ジャーナルサーバランID〕〕
        〔ファイル名〔△ファイル名〕…〕

機能

指定されたアンロードジャーナルファイル,およびグローバルアーカイブアンロードジャーナルファイルの内容をブロック単位で時系列にソート,およびマージします。結果は,グローバルアーカイブアンロードジャーナルファイルの形式で,標準出力に出力します。

オプション

●-n ノード識別子  〜〈4文字の英数字記号〉

指定したノード識別子を持つジャーナルブロックだけをソート,およびマージします。

ノード識別子は,先頭文字を英字で,2文字目以降を英数字で指定します。

このオプションの指定を省略すると,ノード識別子単位にはソート,およびマージされません。

●-g

ジャーナルブロックのマージだけを実行し,ソートを抑止する場合に指定します。

複数のアンロードジャーナルファイル,およびグローバルアーカイブアンロードジャーナルファイルを指定した場合は,ランID(同一オンラインの場合は世代番号)の昇順でファイルを順番にマージします。この場合もジャーナルブロックのソートはしません。また,このオプションを指定した場合は作業用ファイルは作成されません。

●-i 〔開始ジャーナルサーバランID〕〔,終了ジャーナルサーバランID〕

〜〈1〜8けたの16進数字〉((0〜ffffffff))

指定したジャーナルサーバランIDを持つジャーナルブロックだけをソート,およびマージします。

-iオプションを指定する場合,開始ジャーナルサーバランID,または終了ジャーナルサーバランIDのどちらか一方は必ず指定してください。両方とも指定する場合は,「開始ジャーナルサーバランID≦終了ジャーナルサーバランID」となるように指定してください。

開始ジャーナルサーバランIDを省略した場合は,0から指定した終了ジャーナルサーバランIDまでがソート,およびマージの範囲となります。

終了ジャーナルサーバランIDを省略した場合は,指定した開始ジャーナルサーバランIDからffffffffまでがソート,およびマージの範囲となります。

このオプションの指定を省略すると,ジャーナルサーバランID単位にはソート,およびマージされません。

コマンド引数

●ファイル名  〜〈パス名〉

アンロードジャーナルファイル名,およびグローバルアーカイブアンロードジャーナルファイル名を指定します。指定できるファイル数は256個までです。

省略した場合は,標準入力が入力されます。-nオプションの指定を省略した場合は,必ず指定してください。

指定できるオプションとコマンド引数の組み合わせを次に示します。

オプション -n -g -i アンロードジャーナルファイル グローバルアーカイブアンロードジャーナルファイル
-n
-g
-i
アンロードジャーナルファイル
グローバルアーカイブアンロードジャーナルファイル
(凡例)
○:指定できます。
−:指定は無効になります。

出力メッセージ

メッセージID 内容 出力先
KFCA02600-E アンロードジャーナルファイルのアクセスでエラーが発生しました 標準エラー出力
KFCA02601-E アンロードジャーナルファイルが不正です 標準エラー出力
KFCA02602-E ジャーナルブロックが不正です 標準エラー出力
KFCA02603-E ジャーナルレコードが不正です 標準エラー出力
KFCA02604-E メモリが確保できません 標準エラー出力
KFCA02690-I ヘルプメッセージ 標準出力,標準エラー出力
KFCA02691-E jnlsortコマンドのパラメタ不正,または制限値オーバです 標準エラー出力
KFCA02692-E jnlsortコマンドのオプションの組み合わせが不当です 標準エラー出力
KFCA02693-E jnlsortコマンドのオプションの指定に誤りがあります 標準エラー出力
KFCA02694-E jnlsortコマンドのファイル名の指定に誤りがあります 標準エラー出力
KFCA02695-E jnlsortコマンドで使用するワークファイルでアクセスエラーが発生しました 標準エラー出力
KFCA02696-E jnlsortコマンド対象のブロックがありません 標準エラー出力

注意事項