分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作

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4.2.8 ステータスファイルの状態遷移

オンライン中のステータスファイルの状態遷移表を次の表に示します。

表4-2 オンライン中のステータスファイルの状態遷移表

状態 現用 予備 無効 閉塞
ACTIVE STANDBY CLOSE NONE BLOCKADE
オープン/クローズ オープン クローズ
状態の番号 1 2 3 4 5
イベント stsswap実行 →2 →1
stsclose実行 →3
stsopen実行 →2




A系,B系共に障害 →5




予備ファイルあり →5
予備ファイルなし 片系
運転可
両系
運転中
片系
運転中
→5
片系運転不可 →5
(凡例)
−:起こり得ない,または状態が遷移しないことを示します。
→n:遷移先の状態の番号を示します。
すべてのイベントは正常に処理されるものとします。
ステータスサービスが動作中のときだけ,ステータスファイルの状態を管理しています。
このため,ステータスサービスが動作中に次に示すクローズ状態のファイルに対してstsinit,またはstsrmコマンドを実行しても,stslsコマンドで表示されるファイル状態は変わりません。
  • CLOSE
  • NONE
  • BLOCKADE