分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作
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複数のRPCトレースファイルのトレース情報をマージする場合,rpcmrgコマンドを使用します。rpcmrgコマンドを実行すると,トレース情報を時系列に並べ,RPCトレースファイルの形式で出力できます。
RPCトレースファイルからRPCトレースを編集して出力する場合,rpcdumpコマンドを使用します。オプションの指定によって,ユーザが必要な範囲のRPCトレースだけを出力できます。
出力内容は,起動していたサービスが属するサービスグループの名称,RPCトレース出力元のプロセスIDなどです。
RPCトレースを取得した場合,処理速度が低下し,RPCがタイムアウトでエラーリターンすることがあります。その場合は,次のどちらかの対処をしてください。
- dc_rpc_set_watch_time関数を発行して,最大応答待ち時間(未発行時:180秒)を十分な値まで増やしてください。
- 状況に応じて次の1.または2.の最大応答待ち時間(デフォルト値:180秒)を十分な値まで増やしてください。
- watch_timeオペランド(システム共通定義,ユーザサービス定義,またはユーザサービスデフォルト定義で指定)に指定した最大応答待ち時間
- クライアントからrapサーバに引き継いだ最大応答待ち時間
クライアントからrapサーバに最大応答待ち時間を引き継ぐかどうかは,クライアント環境定義のDCWATCHTIMINHERITオペランド(TP1/Client/W,TP1/Client/Pの場合),またはTP1/Client/J環境定義のdcwatchtiminheritオペランド(TP1/Client/Jの場合)で指定します。
DCWATCHTIMINHERITオペランドまたはdcwatchtiminheritオペランドにYが指定されている場合は,上記2.の最大応答待ち時間を使用してください。
DCWATCHTIMINHERITオペランドまたはdcwatchtiminheritオペランドにNが指定されているか,指定が省略されている場合は,上記1.の最大応答待ち時間を使用してください。
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