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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


XAR性能検証用トレース定義

〈このページの構成〉

形式

set形式

〔set prf_file_size=XAR性能検証用トレース情報ファイルのサイズ〕
〔set prf_information_level=1|0〕
〔set prf_file_count=XAR性能検証用トレース情報ファイルの世代数〕

コマンド形式

なし。

機能

XAR性能検証用トレース情報を取得する場合の実行環境を定義します。

説明

set形式のオペランド

prf_file_size=XAR性能検証用トレース情報ファイルのサイズ

 〜〈符号なし整数〉((1024〜1048576))《10240》(単位:キロバイト)

XAR性能検証用トレース情報ファイルのサイズを指定します。

トレース情報は,通常ファイルに出力します。このファイルはXAR性能検証用トレース定義のprf_file_countオペランドの指定値分の世代を用意し,すべての世代を使用したらオーバラップして上書きします。このため,ある程度時間が経つと古いトレース情報がなくなります。このオペランドの指定値を大きくすることで,ファイルを上書きする時間を延長できます。

トランザクション実行中に取得するトレースファイルの1ファイルサイズの算出式を,次に示します(単位:バイト)。

1ファイルサイズ=128+(384×(4+1トランザクションで実行するRPCコール回数)×実行トランザクション数)
注※

トレース量は,トランザクションの最適化などの条件によって異なります。

prf_information_level=1|0

 〜《1》

XAR性能検証用トレース関連のメッセージの表示レベルを指定します。

0

表示レベル0のXAR性能検証用トレース関連のメッセージ(警告および障害メッセージ)をsyslogに出力します。

1

表示レベル1以下のXAR性能検証用トレース関連のメッセージをsyslogに出力します。

XAR性能検証用トレース関連のメッセージIDと表示レベルの関係を次に示します。

メッセージ

表示レベル

KFCA26700-W

0

KFCA26705-W

0

KFCA26710-I

1

表示レベル0のメッセージの出力を抑止する場合,システム共通定義,または性能検証用トレース定義で環境変数DCSYSLOGOUTに0を指定してください。システム共通定義および性能検証用トレース定義の両方に,環境変数DCSYSLOGOUTが指定されている場合,システム共通定義の指定が優先されます。

環境変数DCSYSLOGOUTの詳細については,「ログサービス定義」の環境変数DCSYSLOGOUTの説明を参照してください。

prf_file_count=XAR性能検証用トレース情報ファイルの世代数

 〜〈符号なし整数〉((3〜256))《3》

XAR性能検証用トレース情報ファイルの世代数を指定します。

コマンド形式

なし。

注意事項

この定義の使用は,TP1/Extension 1をインストールしていることが前提です。TP1/Extension 1をインストールしていない場合の動作は保証できませんので,ご了承ください。