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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


XATMI通信サービス定義

〈このページの構成〉

形式

set形式

〔set xatinitapt="自AP名称"〕
〔set xatinitaeq=自AE修飾子〕
〔set xat_aso_con_event_svcname="サービスグループ名",
                                "サービス名"〕
〔set xat_aso_discon_event_svcname="サービスグループ名",
                                   "サービス名"〕
〔set xat_aso_failure_event_svcname="サービスグループ名",
                                    "サービス名"〕
〔set max_open_fds=OSI TP通信のアソシエーションによって使用される
                   FDSの最大値〕
〔set max_socket_descriptors=XATMI通信サービスとUAPとの通信で使用
                             されるFDSの最大値〕

コマンド形式

xatsrvadd -p "他AP名称" -q 他AE修飾子
          -s "サービス名"〔,"サービス名"〕…

機能

TP1/NET/OSI-TP-Extendedを使った,XATMIインタフェースでのOSI TP通信の実行環境を定義します。

説明

set形式のオペランド

xatinitapt="自AP名称"

 〜〈1〜24文字の16進数字〉

OpenTP1システムごとに付ける自AP名称を指定します。

TP1/NET/OSI-TP-Extendedのプロトコル固有定義で指定した,自システムが発呼側となる場合の,発呼側のAP名称と同じ名称を指定してください。

TP1/NET/OSI-TP-Extendedのプロトコル固有定義については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSI-TP-Extended編」を参照してください。

xatinitaeq=自AE修飾子

 〜〈符号なし整数〉((0〜2147483647))

OpenTP1システムごとに付ける自AE修飾子を指定します。

TP1/NET/OSI-TP-Extendedのプロトコル固有定義で指定した,自システムが発呼側となる場合の,発呼側のAE修飾子と同じ修飾子を指定してください。

TP1/NET/OSI-TP-Extendedのプロトコル固有定義については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSI-TP-Extended編」を参照してください。

xat_aso_con_event_svcname="サービスグループ名","サービス名"

アソシエーションの確立通知を受信するSPPのサービスグループ名とサービス名を指定します。

サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉

アソシエーションの確立通知を受信する,SPPのサービスグループ名を指定します。

サービス名 〜〈1〜31文字の識別子〉

アソシエーションの確立通知を受信する,SPPのサービス名を指定します。

このオペランドで指定するサービスグループ名とサービス名は,xat_aso_discon_event_svcnameオペランドおよびxat_aso_failure_event_svcnameオペランドで指定した,サービスグループ名およびサービス名と同じでもかまいません。同じサービスグループ名とサービス名を指定すると,アソシエーションの確立通知と解放通知を一つのサービス関数で受信できます。

このオペランドの指定を省略すると,通信イベントは通知されません。

xat_aso_discon_event_svcname="サービスグループ名","サービス名"

アソシエーションの正常解放通知を受信するSPPのサービスグループ名とサービス名を指定します。

サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉

アソシエーションの正常解放通知を受信する,SPPのサービスグループ名を指定します。

サービス名 〜〈1〜31文字の識別子〉

アソシエーションの正常解放通知を受信する,SPPのサービス名を指定します。

このオペランドで指定するサービスグループ名とサービス名は,xat_aso_con_event_svcnameオペランドおよびxat_aso_failure_event_svcnameオペランドで指定した,サービスグループ名およびサービス名と同じでもかまいません。同じサービスグループ名とサービス名を指定すると,アソシエーションの確立通知と解放通知を一つのサービス関数で受信できます。

このオペランドの指定を省略すると,通信イベントは通知されません。

xat_aso_failure_event_svcname="サービスグループ名","サービス名"

アソシエーションの異常解放通知を受信するSPPのサービスグループ名とサービス名を指定します。

サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉

アソシエーションの異常解放通知を受信する,SPPのサービスグループ名を指定します。

サービス名 〜〈1〜31文字の識別子〉

アソシエーションの異常解放通知を受信する,SPPのサービス名を指定します。

このオペランドで指定するサービスグループ名とサービス名は,xat_aso_con_event_svcnameオペランドおよびxat_aso_discon_event_svcnameオペランドで指定した,サービスグループ名およびサービス名と同じでもかまいません。同じサービスグループ名とサービス名を指定すると,アソシエーションの確立通知と解放通知を一つのサービス関数で受信できます。

このオペランドの指定を省略すると,通信イベントは通知されません。

max_open_fds=OSI TP通信のアソシエーションによって使用されるFDSの最大値

 〜〈符号なし整数〉((16〜2016))《50》

OSI TP通信のアソシエーションで使われるFDSの最大値を指定します。TP1/NET/OSI-TP-Extendedのアソシエーション(コネクション)の数に依存します。指定値の範囲は,適用OSがAIX,HP-UXまたはWindowsの場合は16〜2016,適用OSがSolarisまたはLinuxの場合は16〜992です。

max_socket_descriptors=XATMI通信サービスとUAPとの通信で使用されるFDSの最大値

 〜〈符号なし整数〉((4〜2047))《64》

XATMI通信サーバとOSI TP通信を利用するUAPとの間の通信で使用されるFDSの最大値を指定します。

指定値の範囲は,適用OSがAIX,HP-UXまたはWindowsの場合は32〜2032,適用OSがSolarisまたはLinuxの場合は32〜1008です。

次に示す計算式以上の値が適切です。

↑OSI TP通信を利用するUAPの数/0.8↑

↑↑:小数点以下を切り上げます。

コマンド形式

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