ホスト名またはIPアドレスを変更する場合，見直す必要のある定義の一覧と発生する条件を次の表に示します。

注意

自ノードおよび他ノードともに変更前のホスト名称，IPアドレスを指定している個所があればすべて見直しが必要です。

　

表7-9　ホスト名またはIPアドレスを変更する場合に見直しが必要な定義の一覧

定義ファイル名	定義	見直しが必要な条件
betranrc	all_node	ノード自動追加機能を使用していない場合，見直しが必要
	all_node_ex	無条件に見直しが必要
	dcbindht -h	無条件に見直しが必要
	my_host	無条件に見直しが必要
	name_manager_node	ノード自動追加機能を使用している場合，見直しが必要
nodeaddr	dcprcport -h	TP1/Multiを使用している場合，見直しが必要
usrnet	dcsvgdef -h	無条件に見直しが必要
rapクライアントマネジャサービス定義	rap_listen_inf	無条件に見直しが必要
rapリスナーサービス定義	rap_client_manager_node	無条件に見直しが必要
ドメイン定義ファイル	−	name_domain_file_useオペランドにYを指定している場合，見直しが必要

（凡例）

−：該当しません。

TP1/Message QueueまたはMCFを使用している場合は，それぞれマニュアル「TP1/Message Queue 使用の手引」またはマニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照して見直す必要のある定義を確認してください。

ホスト名またはIPアドレスは，次の手順で変更してください。

1. OpenTP1を正常停止します。
2. $DCDIR/conf，および$DCCONFPATH配下について，変更前のホスト名またはIPアドレスを検索します。
   OSがUNIXの場合はgrepコマンド，Windowsの場合はfindstrコマンドを使用して検索します。
   
3. 検索の結果，変更前のホスト名またはIPアドレスが見つかった場合には，変更します。
4. システム共通定義ファイル（$DCCONFPATH/betranrc）を変更している場合には，dcresetコマンドを実行します。