分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義
名称
形式
〔rtsput -u{sys|srv|svc|obj}
〔-s サーバ名〕〔-v サービス名〕
〔-o 取得対象名1〕〔-b 取得対象名2〕
〔-e 項目ID〔,項目ID〕...〕
〔-f リアルタイム取得項目定義ファイル名〕〕
機能
リアルタイム統計情報サービスで統計情報を取得する対象と項目を指定します。
オプション
●-u {sys|srv|svc|obj}
取得するリアルタイム統計情報の取得対象種別を指定します。
●-s サーバ名
〜〈1〜8文字で先頭が英字の英数字〉
統計情報を取得するサーバの名称を指定します。
-uオプションにsrvまたはsvcを指定した場合,必ず-sオプションを指定してください。-uオプションにsysまたはobjを指定した場合,-sオプションは指定できません。
●-v サービス名
〜〈1〜31文字の識別子〉
統計情報を取得するサービスの名称を指定します。
-sオプションで指定したサーバの指定したサービスの統計情報を取得します。
-uオプションにsvcを指定した場合,必ず-vオプションを指定してください。-uオプションにsys,srv,またはobjを指定した場合,-vオプションは指定できません。
●-o 取得対象名1
〜〈1〜8文字の文字列〉
●-b 取得対象名2
〜〈1〜63文字の文字列〉
-uオプションにobjを指定した場合に,リアルタイム統計情報を取得する取得対象オブジェクト名を指定します。
-oオプションおよび-bオプションで指定できる取得対象オブジェクトを次の表に示します。-uオプションにobjを指定した場合は,必ず次の表に従って指定してください。
表3-13 rtsput定義コマンドのオプションと指定できる取得対象オブジェクト
| -oオプションの指定値 | -bオプションの指定値 | 指定できる取得対象オブジェクト |
|---|---|---|
| ポート番号※ | IPアドレス※ | 指定したサービス情報の参照先ノード |
| 論理端末名 | 指定を省略 | 指定した論理端末 |
| 指定を省略 | サービスグループ名 | 指定したサービスグループ |
-uオプションにsys,srv,またはsvcを指定した場合,-oオプションおよび-bオプションは指定できません。
●-e 項目ID
〜〈符号なし整数〉((1000〜9999))
統計情報を取得する項目の項目IDを指定します。
項目IDについては,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。
●-f リアルタイム取得項目定義ファイル名
〜〈1〜8文字の識別子〉
取得する統計情報の項目を定義したリアルタイム取得項目定義ファイルを指定します。
注意事項
表3-14 rtsput定義コマンドおよびリアルタイム取得項目定義ファイルの指定例
| rtsput定義コマンドの指定 | 定義ファイルで指定した取得項目 |
|---|---|
| rtsput -u srv -s SERVER_A -f 定義ファイル1 | 項目A,項目C |
| rtsput -u svc -s SERVER_A -v SERVICE_B -f 定義ファイル2 | 項目B |
| rtsput -u svc -s SERVER_A -v SERVICE_C -f 定義ファイル3 | 項目A,項目D |
表3-15 リアルタイム統計情報サービスで取得する項目
| サーバ名 | サービス名 | 項目A | 項目B | 項目C | 項目D |
|---|---|---|---|---|---|
| SRVER_A | サービス全体 | ○ | × | ○ | × |
| サービス外 | ○ | × | ○ | × | |
| SRVICE_A | ○ | × | ○ | × | |
| SRVICE_B | ○ | ○ | ○ | × | |
| SRVICE_C | ○ | × | ○ | ○ |
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