8.5.2 サンプルプログラムの処理の概要
サンプルプログラムの処理の概要について説明します。処理については,サンプルプログラムのソースファイルの内容を参照してください。
クライアントUAPは,「参照目的」の要求で,一人の個人情報をサーバのデータベースから取り出します。次に「更新目的」の要求をサーバに送って,販売額を書き替えます。最後に「参照目的」を要求して,更新されたことを確認します。
クライアントUAPからサーバUAPへサービスを要求するときは,メッセージログを出力して,動作を確認できるようにしています。「参照目的」の要求時には参照後に,「更新目的」の要求時には更新前にメッセージログを出力します。
サーバUAP側でも,参照と更新の各処理が完了すると,処理がうまくいったかどうかを知らせるメッセージログが出力されます。
クライアントUAP,サーバUAPのそれぞれの出力メッセージに"client",または"server"の文字列が付けられるので,メッセージログがどちらのUAPから出力されたかがわかるようにしてあります。C言語の場合のクライアントUAPとサーバUAPの呼び出しの関係を図8-6に,COBOL言語の場合のクライアントUAPとサーバUAPの呼び出しの関係を図8-7に示します。
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