Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


6.2.2 TxRPCのトランザクション処理

TxRPCのUAPでは,トランザクション処理ができます。UAPの処理からトランザクションを制御する場合は,TX_関数(tx_begin(),tx_rollback()など)を使います。TX_関数のトランザクション制御については,「5.2 TXインタフェース(トランザクション制御)」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) トランザクションが有効な範囲

OpenTP1のTxRPCの場合,IDL-only TxRPCでトランザクション処理を使えます。

(2) トランザクション属性

トランザクション処理をするTxRPCのUAPのプロセスには,トランザクション属性を指定します。TxRPCには次に示すトランザクション属性があります。

UAPのトランザクション属性は,インタフェース定義言語ファイル(IDLファイル)に指定します。指定できるのは,transaction_mandatoryかtransaction_optionalのどちらか片方だけです。

アプリケーションプログラムでできる通信を次の図に示します。

図6‒2 アプリケーションプログラムでできる通信

[図データ]