4.3 ISTサービス(TP1/Shared Table Access)
複数のOpenTP1システムが,ノードをわたってテーブルを共用できる機能をISTサービスといいます。ISTサービスで使えるテーブルをISTテーブルといいます。ISTサービスを使うと,テーブルの実体がどのノードにあるかを意識しないで,UAPからデータを参照,更新できます。さらに,各ノードの業務状態を管理するために,メールとしてISTテーブルを使うこともできます。ただし,複数のノードにわたってデータを配布させる場合,次に示す条件の業務にはISTサービスはお勧めできません。
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データを即時に配布する必要がある業務
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大量のデータを扱う必要がある業務
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頻繁にデータを更新する業務
ISTテーブルを使う場合,各ノードのシステムにTP1/Shared Table Accessが組み込まれていることが前提となります。また,OpenTP1の基本機能がTP1/Server Baseの場合だけ,ISTサービスを使えます。TP1/LiNKではISTサービスを使えません。