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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


3.10.4 タイマ起動メッセージ廃棄通知イベント(ERREVT4)

ERREVT4は,次に示すことが原因でメッセージを廃棄した場合に通知されます。

〈この項の構成〉

(1) ERREVT4が通知されるまでの流れ

MHPからタイマ起動のdc_mcf_execap関数を呼び出すと,MCFでは出力キューからメッセージを取り出してタイマ監視をします。その時間待ちから入力キューに書き込むまでの間で,タイマ監視の失敗やスケジュールの失敗などの障害が起こると,ERREVT4が通知されます。その後,ERREVT4を処理するMCFイベント処理用MHPが起動されます。

ERREVT4の概要を次の図に示します。

図3‒27 ERREVT4の概要

[図データ]

  1. タイマ起動のdc_mcf_execap関数を呼び出して,そのトランザクションがコミットすると,MCFでタイマ監視を始めます。

  2. MCFでタイマ監視中に障害が起こると,ERREVT4が通知されます。

  3. ERREVT4は入力キューを経由して,ERREVT4のMCFイベント処理用MHPをスケジュールします。

  4. ERREVT4のMCFイベント処理用MHPでは,ERREVT4を解析して対処します。