3.10.4 タイマ起動メッセージ廃棄通知イベント(ERREVT4)
ERREVT4は,次に示すことが原因でメッセージを廃棄した場合に通知されます。
-
UAPからタイマ起動のアプリケーション起動(dc_mcf_execap関数)をして,MCFでタイマ監視中に,障害でメッセージを廃棄したとき
- 〈この項の構成〉
(1) ERREVT4が通知されるまでの流れ
MHPからタイマ起動のdc_mcf_execap関数を呼び出すと,MCFでは出力キューからメッセージを取り出してタイマ監視をします。その時間待ちから入力キューに書き込むまでの間で,タイマ監視の失敗やスケジュールの失敗などの障害が起こると,ERREVT4が通知されます。その後,ERREVT4を処理するMCFイベント処理用MHPが起動されます。
ERREVT4の概要を次の図に示します。
|
-
タイマ起動のdc_mcf_execap関数を呼び出して,そのトランザクションがコミットすると,MCFでタイマ監視を始めます。
-
MCFでタイマ監視中に障害が起こると,ERREVT4が通知されます。
-
ERREVT4は入力キューを経由して,ERREVT4のMCFイベント処理用MHPをスケジュールします。
-
ERREVT4のMCFイベント処理用MHPでは,ERREVT4を解析して対処します。