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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


3.6.4 メッセージの送信

OpenTP1では,セグメントを送信するUAPのすべての処理が終了したあとで(MHPの終了,またはSPPのトランザクション正常終了),それまでUAPから送信したセグメントを一括してメッセージとして送信します。これを非同期型のメッセージ送信といいます。一方送信メッセージはdc_mcf_send関数【CBLDCMCF('SEND ')】,応答メッセージはdc_mcf_reply関数【CBLDCMCF('REPLY ')】を使います。

非同期型のメッセージ送信では,関数がセグメントを送信したあとにUAPのプロセスが異常終了,またはメッセージ処理ができなくてロールバックとなった場合,それまでにUAPから出力していたセグメントの送信はすべて無効となります。

UAPからセグメントを送信してから実際に出力される前に,UOCで出力通番の編集や出力メッセージの編集など,任意の処理ができます。

メッセージの送信を次の図に示します。

図3‒9 メッセージの送信(非同期型のメッセージ送信)

[図データ]