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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


3.4.4 APIと運用コマンドの機能差異(論理端末の閉塞と閉塞解除)

論理端末の閉塞と閉塞解除で使用する関数と運用コマンドの機能差異について,次の表に示します。

表3‒5 関数と運用コマンドの機能差異(論理端末の閉塞と閉塞解除)

関数名

運用コマンド

機能差異

dc_mcf_tactle

mcftactle

  1. 一つの論理端末に閉塞解除を要求します。論理端末の複数指定,および一括指定はできません。

  2. 論理端末の端末状態,およびキュー状態の,両方の閉塞を解除します。どちらか片方だけを指定することはできません。

dc_mcf_tdctle

mcftdctle

  1. 一つの論理端末に閉塞を要求します。論理端末の複数指定,および一括指定はできません。

  2. 論理端末の端末状態およびキュー状態の両方を閉塞します。どちらか片方だけを指定することはできません。

dc_mcf_tdlqle

mcftdlqle

  1. 一つの論理端末に出力キューの削除を要求します。論理端末の複数指定,および一括指定はできません。

  2. ディスクキューおよびメモリキューの,両方を削除します。どちらか片方だけを指定することはできません。

  3. MCFアプリケーション定義に未処理送信メッセージ廃棄通知イベント(ERREVTA)が定義されている場合,ERREVTAを通知します。通知を抑止することはできません。

dc_mcf_tlsle

mcftlsle

  1. 一つの論理端末の状態を取得します。論理端末の複数指定,および一括指定はできません。

  2. 論理端末状態だけを取得できます。その他の付加情報は取得できません。

  3. 最大未送信メッセージ数をリセットできません。