通信管理 XNF/AS 解説・運用編

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1.2.2 プロトコルの機能

XNF/ASがサポートする機能を各層(L:Layer)ごとに表1-1〜表1-5に示します。なお,DLでサポートする機能はハードウェアが実現しています。

また,OSI拡張機能でXNF/ASがサポートする機能を表1-6に,HNA通信機能でXNF/ASがサポートする機能を表1-7に示します。

表1-1 NLでXNF/ASがサポートする機能

機能 X.25(76) X.25(80) X.25(84)
サービスタイプ VC × ○ ○
PVC × ○ ×
リスタート手順 × ○ ○
DTE/DCE特性決定 固定的役割(DTE固定) × ○ ○
リスタート手順 × × ○
コネクションの確立・解放 × ○ ○
普通データ転送 × ○ ○
普通データ送達確認(Dビット手順) × ○
PVC受信
×
普通データ分割・組み立て × ○ ○
Q(クォリファイヤ)ビット × △ △
優先データ転送(割り込みパケット) × × □
受信
フロー制御 × ○ ○
普通データ再送(リジェクトパケット) × × ×
リセット手順(リセットパケット) × ○ ○
エラー診断報告(診断パケット) × × ×
フロー制御応答待ち回復制御(T25) − ○ ○
シーケンス番号 普通(モジュロ8) × ○ ○
拡張(モジュロ128) × × ×
論理チャネル多重化 × ○ ○
拡張フォーマット CR,CN,CA,CC × □ □
CQ,CI × × ×
ファシリティ登録手順(登録パケット) × × ×
アドレス拡張(NSAPアドレス) − □ □
ファーストセレクト 制御応答なし − □ □
制御応答あり − □ □
QOS スループット(TCN) − − □
転送遅延(EETDN) − − □
最小スループット(MTCN) − − □
パケット交換網
課金制御
着信課金受諾 − □ □
着信課金要求 − □ □
自課金防止 − − ×
課金情報受信 − − ×
パケット交換網
アクセス保護
発着信専用 − × ×
単方向 − × ×
閉域接続 − × ×
相互型閉域接続 − × ×
網利用者識別 − − ×
パケット交換網
ルーティング制御
RPOA選択 − × ×
代表選択 − − ×
着信転送 − − ×
その他 着信回線変更通知 − − ×
着呼転送通知 − − ×
HIPANET優先転送制御 − − △

(凡例)
○:サポートします。
△:使用するかどうかは上位通信機能からの指定に従います。
□:VC接続の場合だけサポートします。
×:サポートしません。
−:該当しません。

 

表1-2 TLでXNF/ASがサポートする機能

機能 選択値 クラス 備考
0 2 4
ネットワークコネクションへの割り当て ○ ○ − −
CLNS上の転送 − − ×
TPDUの転送 ○ ○ ×
分割と組み立て ○ ○ ×
連結と分離 − ○/× × クラス2で連結を使用するかどうかはTL02文で指定します。
コネクションの確立 ○ ○ × −
コネクションの確立の拒否 ○ ○ ×
正常解放 暗黙的 ○ − −
明示的 − ○ ×
異常解放 ○ ○ −
TPDUとトランスポートコネクションへの関連づけ ○ ○ ×
DT_TPDUの番号付け 普通フォーマット − ○ ×
拡張フォーマット − × ×
優先データ転送 ネットワーク普通データ転送 ○ ○ ×
ネットワーク優先データ転送 − − −
障害後の再割り当て − − −
TPDU確認までの保持 ネットワークの送達確認 − − −
AK − − ×
再同期 − − −
多重化と逆多重化 − ○ −
明示的フロー制御 使用する − ○/× × クラス2でフロー制御を使用するかどうかはTL02文で指定します。
使用しない ○ ○/× −
チェックサム 使用 − − × −
不使用 ○ ○ ×
凍結レファレンス − − ×
タイムアウト時の再送 − − ×
再順序付け − − ×
無活動監視制御 − − ×
プロトコル誤りの扱い ○ ○ ×
分流と合流 − − ×

(凡例)
○:サポートします。
×:サポートしません。
−:該当しません。

 

表1-3 SLでXNF/ASがサポートする機能

機能 サービスプリミティブ 関連する
SPDU
サポート
状況
カーネル コネクションの確立 CN,AC,RF ○
普通データ転送 DT※ ○
正常解放 FN,DN ○
利用者中断 AB ○
提供者中断 AB ○
折衝解放 正常解放 FN,DN ×
トークン譲渡 GT ×
トークン要求 PT ×
半二重 トークン譲渡 GT ○
トークン要求 PT ○
全二重 − − ○
優先データ転送 優先データ転送 EX ×
制御データ転送 制御データ転送 TD ○
受信能力データ交換 受信能力データ交換 CD,CDA ×
小同期 小同期点 MIP,MIA ○
トークン譲渡 GT ○
トークン要求 PT ○
データ分離 小同期点 MIP ○
トークン譲渡 GT ○
トークン要求 PT ○
大同期 大同期点 MAP,MAA ○
PR ×
トークン譲渡 GT ○
トークン要求 PT ○
再同期 再同期点 RS,RA ○
PR ×
AD2 データオーバーフロー OA,CDO ×
例外報告 提供者例外報告 ER,ED ×
利用者例外報告 ER,ED ×
アクティビティ管理 アクティビティ開始 AS ×
アクティビティ再開 AR ×
アクティビティ割り込み AL AIA ×
アクティビティ廃棄 AD,ADA ×
アクティビティ終了 AE,AEA ×
トークン譲渡 GT ×
トークン要求 PT ×
制御譲渡 GTC,GTA ×

(凡例)
○:サポートします。
×:サポートしません。
−:該当しません。

注※
普通データは単独では転送できません。GTとの連結が必要です。

 

表1-4 PLでXNF/ASがサポートする機能

機能 サービスプリミティブ 関連する
PPDU
関連する
SPDU
サポート
状況
カーネル コネクションの確立 CP,CPA,CPR CN,AC,RF ○
正常解放 − FN,DN ○
利用者中断 ARU AB ○
提供者中断 ARP AB ○
普通データ転送 TD DT ○
制御データ転送 TTD TD ○
優先データ転送 TE EX ×
受信能力データ交換 TC,TCC CD,CDA ×
コンテキスト管理 制御データ転送 AC,ACA TD ×
コンテキスト復旧 − − − ×
ダイアログ管理 トークン譲渡 − GT ○
トークン要求 − PT ○
制御譲渡 − GTC,GTA ×
小同期点 − MIP,MIA ○
大同期点 − MAP,MAA ○
再同期点 RS,RSA RS,RA ○
提供者例外報告 − ER,ED ×
利用者例外報告 − ER,ED ×
アクティビティ開始 − AS ×
アクティビティ再開 − AR ×
アクティビティ割り込み − AI,AIA ×
アクティビティ廃棄 − AD,ADA ×
アクティビティ終了 − AE,AEA ×

(凡例)
○:サポートします。
×:サポートしません。
−:該当しません。

 

表1-5 ALの共通ASEでXNF/ASがサポートする機能

共通ASE ASEサービスプリミティブ 関連するAPDU サポート
状況
ACSE アソシエーション制御 AARQ,AARE,RLRQ,RLRE,ABRT ○
ROSE リモートオペレーションサービス ROIV,RORS,ROER,RORJ ○

(凡例)
○:サポートします。

 

表1-6 OSI拡張機能でXNF/ASがサポートする機能


機能

選択値
OSI拡張機能
エンド
システム
ゲートウェイシステム
ネットワークコネクションへの割り当て − ○ ○
TPDUの転送 − ○ ○
分割と組み立て − ○ ○
連結と分離 − × ×
コネクションの確立 − ○ ○
コネクションの確立の拒否 − ○ ○
正常解放 暗黙的 ○ ○
明示的 × ×
異常解放 − ○ ○
TPDUのトランスポートコネクションヘの関連づけ − ○ ○
DT_TPDUの番号付け 普通フォーマット × ×
拡張フォーマット × ×
優先データ転送 ネットワーク普通データ転送 × ×
ネットワーク優先データ転送 × ×
障害後の再割り当て − × ×
TPDU確認までの保持 ネットワークの送達確認 × ×
AK × ×
再同期 − × ×
多重化と逆多重化 − × ×
明示的フロー制御 使用 × ×
不使用 ○ ○
チェックサム 使用 × ×
不使用 ○ ○
凍結レファレンス − × ×
タイムアウト時の再送 − × ×
再順序付け − × ×
無活動監視制御 − × ×
プロトコル誤りの扱い − ○ ○
分流と合流 − × ×
コネクション設定処理中の初期データ交換 − × ×
TPDU長指定省略時の扱い 65531オクテット ○ ○

(凡例)
○:サポートします。
×:サポートしません。
−:該当しません。

 

表1-7 HNA通信機能でXNF/ASがサポートする機能

機能 HNA1次局 HNA2次局
接続先PUタイプ PUタイプ2 ○ ×
PUタイプ5 × ○
HNA機能階層 経路制御 ○ ○
伝送制御 ○ ○
データフロー制御 ×※1 △
ログオン/ログオフ方式 定様式 ○ ○
不定様式 ○※2 ○※2
使用できるPU,LU数 PLU数 255 −
PU数 1,024 32
SLU数 4,096 254
使用できるアドレス範囲(LUのローカルアドレス) 1〜255 1〜255

(凡例)
○:サポートします。
△:対ホスト接続での560/20HNAプロトコルの範囲でサポートします。
×:サポートしません。
−:該当しません。

注※1
HNA1次局でのデータフロー制御は,上位アプリケーションによって制御されます。

注※2
不定様式でのデータストリームは,HCS(Hitachi Character Stream)だけをサポートします。