2.8.1 データベース容量の見積もり方法

HiRDBでデータベースシステムを構築するために必要なデータベース容量として,次の容量を確保してください。

データベース容量 = RDエリアの容量 + システムファイルの容量

RDエリアは,HiRDBが管理する表およびインデクスを格納する論理的なエリアのことです。DocumentBrokerで使用するRDエリアを次の表に示します。

表2-9 DocumentBrokerで使用するRDエリア

分類RDエリアの種類説明
システム用RDエリアマスタディレクトリ用RDエリアデータベースシステムの情報を格納します。
データディレクトリ用RDエリア
データディクショナリ用RDエリア
システムLOB用RDエリアデータディクショナリLOB用RDエリア
レジストリ用RDエリアレジストリ用RDエリアHiRDB Text Search Plug-inを利用した全文検索機能を使用する場合に,HiRDB Text Search Plug-inのレジストリ情報を格納します。
レジストリLOB用RDエリア
ユーザ用RDエリアユーザ表用RDエリアDocumentBrokerで扱う文書やコンテナのデータを格納します。
ユーザインデクス用RDエリア
ユーザLOB用RDエリアコンテント格納用RDエリア文書のコンテントを格納します。
SGMLTEXTデータ格納用RDエリアHiRDB Text Search Plug-inを利用した全文検索機能を使用する場合に,コンテントのテキストデータ,テキストデータのインデクスを格納します。
n-gramインデクス情報格納用RDエリア
全文検索機能付き文字列型プロパティのインデクス格納用RDエリアHiRDB Text Search Plug-inを利用した文字列型プロパティに対する全文検索機能を使用する場合に,全文検索機能付き文字列型プロパティのデータのインデクスを格納します。

このマニュアルでは,DocumentBrokerで扱う文書やコンテナのデータを格納する,次のRDエリアの容量の算出方法について説明します。

ほかのRDエリアの容量およびシステムファイルの容量の算出方法については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。なお,レジストリ用RDエリアの容量の算出方法については,マニュアル「HiRDB Text Search Plug-in」も参照してください。