6.2.7 メタ情報の追加・削除コマンドの動作
基本単位がVariableArray型であるプロパティをメタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)で追加する場合と,メタ情報の削除コマンド(EDMDelMeta)で削除する場合の動作を次の表に示します。
表6-1 メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)の出力内容
格納先 | ほかのクラスからの使用 | メタ情報 | 定義系SQL |
---|
プロパティの定義 | edmClass_Structクラスのサブクラスの定義 | 別表の作成 | ARRAYで定義する列の追加 |
---|
別表 | あり | 追加しない | 追加しない※ | 出力しない | - |
なし | 追加する | 追加しない※ | 出力する | - |
ARRAY | あり | 追加しない | 追加しない※ | - | 出力する |
なし | 追加する | 追加しない※ | - | 出力する |
- 注※
- 要素を格納するクラスの追加は,プロパティを追加する前に行ってください。
表6-2 メタ情報の削除コマンド(EDMDelMeta)の出力内容
格納先 | ほかのクラスからの使用 | メタ情報 | 定義系SQL |
---|
プロパティの定義 | edmClass_Structクラスのサブクラスの定義 | 別表の削除 | ARRAYで定義する列の削除 |
---|
別表 | あり | 削除しない | 削除しない※ | 出力しない | - |
なし | 削除する | 削除しない※ | 出力する | - |
ARRAY | あり | 削除しない | 削除しない※ | - | 出力する |
なし | 削除する | 削除しない※ | - | 出力する |
- 注※
- 要素を格納するクラスを使用しているすべてのプロパティを削除したあと,要素を格納するクラスを削除してください。
次に,表6-1および表6-2の各列について説明します。
- 格納先
- 基本単位をVariableArray型で定義するプロパティの要素の格納先を示します。
- 別表
- プロパティを定義するクラスに対応する表とは別の表に格納することを示します。
- ARRAY
- プロパティを定義するクラスに対応する表のHiRDBの繰り返し列に格納することを示します。
- ほかのクラスからの使用
- 削除するプロパティの定義を複数のクラスで使用しているかどうかを示します。
- あり
- ほかのクラスから使用していることを示します。
- なし
- ほかのクラスから使用していないことを示します。
- メタ情報
- メタ情報ファイルに対する各コマンドの操作を「プロパティの定義」,「edmClass_Structのサブクラスの定義」ごとに示します。
- プロパティの定義
- 基本単位をVariableArray型で定義しているプロパティの定義をメタ情報へ追加・削除するかどうかを示します。
- edmClass_Structクラスのサブクラスの定義
- 基本単位をVariableArray型で定義しているプロパティの定義をメタ情報へ追加・削除する場合,要素を格納するために定義するedmClass_Structクラスのサブクラスの定義を追加・削除するかどうかを示します。
- 定義系SQL
- 各コマンドが出力する定義系SQLを示します。
- 別表の作成・削除
- 基本単位をVariableArray型で定義しているプロパティの要素をクラスに対応する表とは別の表に格納するため,その表を作成・削除する定義系SQLを出力するかどうかを示します。
- ARRAYで定義する列の追加・削除
- 基本単位をVariableArray型で定義しているプロパティの要素をクラスに対応する表の繰り返し列で定義する列に格納するため,その列を追加・削除する定義系SQLを出力するかどうかを示します。