4.7.2 サブクラス名およびプロパティ名をデータベース定義の名称に使用する場合の規則
定義情報ファイルのdmaProp_DisplayNameプロパティに記述するサブクラス名やプロパティ名を,データベース定義の名称定義として使用する場合の規則を説明します。ここでは,表識別子(表の名称として一意に識別できる値),列名を定義する場合の規則について説明します。
なお,システムクラスおよびシステムプロパティのデータベース定義の名称一覧は,「付録F システムクラスおよびシステムプロパティの名称定義の規則」を参照してください。
- <この項の構成>
- (1) サブクラス名に対応する表識別子
- (2) プロパティ名に対応する列名
(1) サブクラス名に対応する表識別子
サブクラス名に対応する表識別子を定義する場合,英小文字,英大文字,数字,空白,「_」(下線文字),および「-」(マイナス記号)で指定します。サブクラスの追加によってサブクラス名に対応する表識別子を指定する場合,次に示す規則およびデータベース定義の制約に従ってください。
- サブクラス名には,「dmaClass」および「edmClass」で始まる文字列は使用できません。
- サブクラス名には,「SystemDefinition」を使用できません。
- サブクラスの名称は重複しないようにしてください。
- RDエリア定義ファイルには,空白を含むクラス名,プロパティ名,RDエリア名を定義できません。そのため,空白を含むサブクラス名は指定できません。
- 表識別子の先頭1バイトは,英小文字,または英大文字を指定します。
- 表識別子の末尾に,空白は設定できません。
- 表識別子は,1~28バイトで指定します。
- 表識別子は,「dmaClass」および「edmClass」で始まる名称を指定できません。
- 表識別子は,重複しないように付ける必要があります。VariableArray型プロパティの要素を別表へ格納するように定義している場合,VariableArray型プロパティに対応する表識別子も重複しないように付ける必要があります。
(2) プロパティ名に対応する列名
プロパティ名に対応する列名を定義する場合,英小文字,英大文字,数字,空白,「_」(下線文字),および「-」(マイナス記号)で指定します。プロパティの追加によってプロパティ名に対応する列名を指定する場合は,次に示す規則およびデータベース定義の制約に従ってください。
- 新規に追加するプロパティ名には,「dmaProp」および「edmProp」で始まる文字列は使用できません。
- RDエリア定義ファイルには,空白を含むクラス名,プロパティ名,RDエリア名を定義できません。そのため,空白を含むプロパティ名は指定できません。
- 列名の先頭1バイトは,英小文字か英大文字で指定します。
- 列名の末尾に,空白は設定できません。
- VariableArray型のプロパティの列名は,1~14バイトで指定します。
VariableArray型のプロパティは,dmaProp_DataTypeの値がDMA_DATATYPE_OBJECTであり,かつdmaProp_Cardinalityの値が255のプロパティである必要があります。
- VariableArray型の要素のプロパティの列名は,1~15バイトで指定します。
VariableArray型の要素のプロパティとは,edmClass_Structクラスのサブクラスに追加したプロパティです。
- 列名には,「dmaProp」および「edmProp」で始まる名称を指定できません。
- 列名は重複しないように付ける必要があります。
列名は,プリフィクスが「VariableArray型プロパティの列名+'_'」と重複しないように付ける必要があります。例えば列名「varray_elem」とVariableArray型のプロパティの列名「varray」がある場合,両方ともプリフィクス「varray_」が重複するため,片方に別の名称を付ける必要があります。
- 上記以外の列名は1~28バイトで指定します。