メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)で定義しているクラスへ追加するプロパティは,クラスの定義でのプロパティの並びとクラスに対応する表での列の並びが異なります。
DocumentBroker Object Loaderでは,制御ファイルのセクション「DataMapping」に指定するプロパティの並びと入力データファイルのデータの並びが一致していれば,クラスの定義でのプロパティの並びとクラスに対応する表の列の並びを意識する必要はありません。
DocumentBrokerは,ユーザが定義したクラスのオブジェクトを制御するため,クラスの定義に現れないプロパティをクラスへ追加しています。作成済みのクラスにプロパティを追加すると,定義しているクラスのプロパティの末尾へ新たにプロパティが追加されます。しかし,ユーザが定義しているクラスに対応する表の列には,DocumentBrokerがオブジェクトを制御するため,クラスの定義に現れないプロパティを追加しているので,DocumentBrokerが追加したプロパティに対応する列のあとに,ユーザが追加するプロパティに対応する列が表に追加されます。
例えば,作成済みのusrClass_DocVersionクラスにusrProp_Subtitleプロパティを追加する場合,クラスの定義と表の対応は次の図のようになります。
図6-3 クラスの定義と表の関係
usrProp_Subtitleプロパティは,クラスの定義では,プロパティの末尾に追加されています。usrClass_DocVersionクラスに対応する表では,usrProp_Subtitleプロパティに対応する列は,DocumentBrokerが定義する列のあとに追加されています。