2.9 リファレンスファイル管理機能を使用する場合のファイルシステムのディスク容量の見積もり

ここでは,リファレンスファイル管理機能を使用する場合の,ファイルシステムのディスク容量の見積もりについて説明します。なお,リファレンスファイル管理機能を使用しない場合,この見積もりは不要です。

ファイルシステムのディスク容量は,コンテント格納先ベースパスごとに見積もってください。コンテント格納先ベースパスごとに格納する文書の最大サイズを見積もり,見積もった値より大きいディスク容量を確保する必要があります。コンテント格納先ベースパスに対して格納する文書の最大サイズの見積もり式を次に示します。

表2-15 コンテント格納先ベースパスに対するデータサイズの見積もり

クラスデータサイズ(バイト)備考
ContentReferenceバージョンごとのRendition数 × (バージョン付き文書ごとの平均バージョン数 × バージョン付き文書数 + バージョンなし文書数) × 1文書に格納するファイルのファイルサイズの平均値リファレンスファイル管理機能を使用する場合にだけ必要なクラス。
注※
バージョンなし文書は,バージョン付き文書の個々のバージョンに対応しない文書を指します。