4.1 ファイルの種類

DocumentBrokerの環境設定で必要なファイルの一覧を次に示します。

表4-1 環境設定で必要なファイル

名称内容作成時期参照先
DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)※1DocumentBrokerの文書空間の構成を定義する。DocumentBrokerの文書空間を定義するとき4.2
セキュリティ定義ファイル(docaccess.ini)※1文書空間のセキュリティについて定義する。アクセス制御を設定するとき4.3
ユーザ権限定義ファイル※1文書空間のすべてのオブジェクトに対しての権限をユーザ,またはグループ単位で定義する。4.4
RDエリア構成定義ファイルHiRDBに確保するRDエリアの構成を定義する。HiRDBの環境を設定するとき4.5
メタ情報ファイル※1DocumentBrokerが利用するDMAのクラス,プロパティ,検索オペレータなどの詳細情報が定義されている。実行環境を作成したときに格納されるファイルを使用4.6
定義情報ファイルサブクラスおよびプロパティを追加するときに,追加するオブジェクトの定義情報を定義する。DocumentBrokerでデータベースシステムを使用するための設定を始める前4.7
RDエリア定義情報ファイルDocumentBrokerが使用するユーザ表およびインデクスを,どのRDエリアに格納するか定義する。4.8
インデクス情報ファイル追加するプロパティのインデクス情報を定義する。4.9
クラス定義情報ファイルDocumentBrokerサーバで定義されているDMAオブジェクトのクラス,そのサブクラスのクラス,およびプロパティから,GUID,データ型,基本単位などの情報が出力される。DocumentBrokerでデータベースシステムを使用するための設定をするとき4.10
ユーザ定義識別子ファイルおよびユーザ定義識別子変数ファイルユーザ定義のクラス,プロパティのそれぞれに対応するユーザ定義識別子,およびユーザ定義識別子を設定した変数の宣言が出力される。4.11
ファイル転送サービス環境定義ファイル(ftpsv.ini)ファイル転送機能で使用する環境を定義する。ファイル転送機能を使用するための設定をするとき4.12
サービスプロセス定義ファイル※1サービスプロセスごとに動作を定義する。サービスプロセスごとに動作を定義するとき4.13
プロパティマッピング定義ファイルXML文書中のタグ名とその内容をマッピングするクラス名,プロパティ名の対応関係を定義する。XML文書管理を設定するとき4.14
文書クラス定義ファイル※2サブクラスおよびプロパティを追加するときに,追加するオブジェクトの定義を文書クラスとして定義する。システム導入支援機能を使用して,DocumentBrokerでデータベースシステムを使用するための設定をするとき4.15
文書空間情報ファイル※2DocumentBrokerの文書空間の定義/構築で使用する情報を定義する。4.16
見積もり基礎情報ファイル文書空間を構築するためのデータベース容量を見積もるための基礎情報が出力される。4.17
クライアントアプリケーション動作定義ファイル
(application.ini)※3
Linuxの場合に,クライアントアプリケーションの動作環境を定義する。4.18
注※1
これらのファイルは,次の場所に提供されています。
実行環境ディレクトリ/etc/
注※2
これらのファイルは,次の場所にサンプルファイルが提供されています。
/opt/HiEDMS/sample/
注※3
これらのファイルは,次の場所にサンプルファイルが提供されています。
DocumentBroker Development Kit をインストールした場合
インストールディレクトリ・DevKit・sample
DocumentBroker Runtime をインストールした場合
インストールディレクトリ・Runtime・sample