ここでは,ユーザ管理システムのアクセスルーチンとしてDocumentBrokerが定めている関数の形式および仕様について説明します。DocumentBrokerで提供する関数を使用して,運用中のユーザ管理システムにアクセスできるようにアクセスルーチンを作成してください。DocumentBrokerがUOCで提供する関数の一覧を次の表に示します。
なお,DocumentBrokerでは,サンプルとしてUOCを使用するための関数の例およびUOCライブラリのmakeファイルを提供しています。これらは,"/opt/HiEDMS/sample/libdsuoc"に格納されています。
表G-1 DocumentBrokerがUOCで提供する関数の一覧
関数 | 機能 |
---|---|
dbrinitLibrary | UOCライブラリの初期化 |
dbrinitSession | UOCセッションの初期化 |
dbrAuthenticateUser | ユーザとパスワードのチェック |
dbrGetUserInformation | ユーザ情報の取得 |
dbrFinalizeSession | UOCセッションの破棄 |
dbrFinalizeLibrary | UOCライブラリの破棄 |
dbrSetDocSpaceCharacterSet | 文書空間の文字コード種別の設定 |
各関数の詳細では,次に示す項目について説明します。