1.3.5 DocumentBroker Standard GUIを使用する場合のクライアントを構成するプログラム

DocumentBroker Standard GUIは,業種・業務に依存しない標準的な企業内文書管理システムを提供するECMパッケージ製品です。

DocumentBroker Standard GUIは,文書を審査・承認後に公開する仕組み,公開する文書に電子署名や承認日時を付与する機能などを文書管理システムに取り込めるため,コンプライアンスや情報セキュリティへの対応が容易になります。

ここでは,DocumentBroker Standard GUIを使用する場合のクライアントを構成するプログラムを,必須プログラムと関連プログラムに分けて説明します。DocumentBroker Standard GUIを使用する場合のクライアントを構成するプログラムのシステム構成を次の図に示します。

図1-17 DocumentBroker Standard GUIを使用する場合のクライアントを構成するプログラムのシステム構成

[図データ]

<この項の構成>
(1) 必須プログラム
(2) 電子署名機能およびタイムスタンプ機能を使用する場合に必要なプログラム
(3) レンディション変換要求機能を使用する場合に必要なプログラム

(1) 必須プログラム

WWWサーバ
DocumentBroker Standard GUIは,WWWサーバシステムが構築されている環境で使用します。DocumentBroker Standard GUIで使用できるWWWサーバの種類とWWWサーバのバージョンについては,マニュアル「DocumentBroker Version 3 Standard GUI システム導入・運用ガイド」を参照してください。
Cosminexus
Cosminexusは,Javaの開発環境および実行環境を提供するアプリケーションサーバであり,DocumentBroker Standard GUIに必要な環境を提供しています。DocumentBroker Standard GUIで使用できるCosminexusの種類とCosminexusのバージョンについては,マニュアル「DocumentBroker Version 3 Standard GUI システム導入・運用ガイド」を参照してください。
DocumentBroker Standard GUI
DocumentBroker Standard GUIは,Cosminexusで構築したWWW環境で動作するDocumentBrokerの標準GUIです。DocumentBroker Standard GUIの詳細については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 Standard GUI システム導入・運用ガイド」およびマニュアル「DocumentBroker Version 3 Standard GUI 操作ガイド」を参照してください。
DocumentBroker Development KitまたはDocumentBroker Runtime
DocumentBroker Development KitおよびDocumentBroker Runtimeは,DocumentBroker Standard GUIがDocumentBrokerサーバに対して処理を要求するためのAPIを持つプログラムです。DocumentBroker Standard GUIでは,DocumentBroker Development KitまたはDocumentBroker Runtimeが提供するJava クラスライブラリを使用してDocumentBrokerサーバに処理を要求して,標準GUIの機能を実現します。
OS
DocumentBroker Standard GUIで使用できるOSについては,マニュアル「DocumentBroker Version 3 Standard GUI システム導入・運用ガイド」を参照してください。

(2) 電子署名機能およびタイムスタンプ機能を使用する場合に必要なプログラム

電子署名機能およびタイムスタンプ機能を使用するためには,次のプログラムが必要です。

DocumentBroker Standard GUIで使用できるこれらのプログラムのバージョンについては,マニュアル「DocumentBroker Version 3 Standard GUI システム導入・運用ガイド」を参照してください。

(3) レンディション変換要求機能を使用する場合に必要なプログラム

レンディション変換要求機能を使用する場合は,次のプログラムが必要です。

このプログラムの説明については,「1.3.3(4) レンディション変換要求機能を使用する場合に必要なプログラム」を参照してください。