4.5.1 RDエリア構成定義ファイルの概要

RDエリア構成定義ファイルは,HiRDBで使用するRDエリアの構成を定義するファイルです。ユーザ用RDエリアとユーザLOB用RDエリアには,DocumentBrokerの運用に合わせたRDエリアを確保する必要があります。ユーザ用RDエリアおよびユーザLOB用RDエリアについては,「2.8 データベース容量の見積もり」で算出した値に従って作成してください。

また,次に示す全文検索機能を使用する場合は,全文検索用の表や管理情報を格納するRDエリアをHiRDBに確保します。

ここでは,全文検索機能を使用するために作成するRDエリアのサイズや,初期値などを記述したRDエリア構成定義ファイルについて説明します。

全文検索機能を使用する場合に必要なRDエリアは次のRDエリアです。

<この項の構成>
(1) 全文検索用の文書内容を格納するためのRDエリア
(2) 全文検索用のインデクスを格納するためのRDエリア
(3) 文字列型プロパティに対する全文検索用のインデクスを格納するためのRDエリア
(4) 表を格納するためのRDエリア

(1) 全文検索用の文書内容を格納するためのRDエリア

全文検索機能付き文書クラスごとに一つのRDエリアが必要です。ほかの用途で使用するRDエリアとは共用できません。ページサイズは8,192バイト,1セグメントは1ページで見積もる必要があります。

(2) 全文検索用のインデクスを格納するためのRDエリア

全文検索機能付き文書クラスごとに一つのRDエリアが必要です。ほかの用途で使用するRDエリアとは共用できません。ページサイズは8,192バイト,1セグメントは1ページで見積もる必要があります。また,セグメント数は5,000以上見積もる必要があります。

(3) 文字列型プロパティに対する全文検索用のインデクスを格納するためのRDエリア

文書のサブクラスに追加する全文検索機能付き文字列型プロパティごとに一つのRDエリアが必要です。ほかの用途で使用するRDエリアとは共用できません。ページサイズは8,192バイト,1セグメントは1ページで見積もる必要があります。また,セグメント数は5,000以上見積もる必要があります。

(4) 表を格納するためのRDエリア

ほかの表を格納するRDエリアと共用できます。文書数に応じて見積もる必要があります。