1.2.22 文書のライフサイクル管理機能

文書管理システムには,文書の保管機能や検索機能に加えて,作成から破棄までの文書のライフサイクル管理に対応した機能が必要な場合があります。例えば,作成/審査/承認/公開/廃棄といった文書のライフサイクルと業務の流れが密接に関連する場合の文書管理システムには,文書の状態に応じて異なる情報を作業者に示す必要があります。

業務の流れと文書のライフサイクルを関連させて管理する文書管理システムを構築する場合,DocumentBroker Life Cycle Suiteを使用します。DocumentBroker Life Cycle Suiteは,業務の流れと文書のライフサイクルを関連させて業務の要件に適した基幹システムを構築できるよう,ワーク管理システムであるWorkCoordinatorと連携するための機能を提供しています。

また,DocumentBroker Life Cycle Suiteが提供する文書ライフサイクル管理システムの構築を支援する各種のアプリケーションフレームワークを使用すると,システム構築期間の短縮,および開発効率の向上を実現できます。なお,DocumentBroker Life Cycle Suiteの詳細については,マニュアル「DocumentBroker Life Cycle Suite Version 2」を参照してください。