3.10.2 HiRDBの環境設定
HiRDBの環境設定について,次に示します。
- RDエリアの作成
HiRDBの環境設定では,システムファイルの作成やDocumentBrokerを運用するために必要なRDエリアなどを作成します。RDエリアの作成は,create rdarea文を使用したRDエリア構成定義ファイルで定義します。HiRDBの環境設定については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。なお,ユーザ用RDエリアおよびユーザLOB用RDエリアについては,「2.8 データベース容量の見積もり」で算出した値に従って作成してください。
また,全文検索および概念検索といった全文検索機能を使用するためには,全文検索用の表や管理情報を格納するRDエリアをHiRDBに確保しておく必要があります。全文検索用に使用するRDエリアは,次のHiRDBコマンドを使用してあらかじめ確保しておきます。
- pdmod -a RDエリア構成定義ファイル名
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使用するデータベースがHiRDBパラレルサーバの場合,全文検索に使用するRDエリアは,すべてHiRDBのBESに作成します。また,使用するデータベースがHiRDBシングルサーバの場合,全文検索用に使用するRDエリアはシングルサーバに作成します。作成するRDエリアのサイズや初期値などについては,「4.5 RDエリア構成定義ファイル」を参照してください。また,HiRDBのデータベース構成変更ユティリティ(pdmod)については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。なお,RDエリアを定義する前提として,HiRDBファイル領域およびHiRDBファイルを定義しておく必要があります。
- インデクスキー値無排他の適用
HiRDBのインデクスキー値無排他の適用基準については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。