付録G.6 dbrFinalizeLibrary

機能
UOCライブラリの破棄
形式

int dbrFinalizeLibrary(
    void          *pvhLibrary,     /* UOCライブラリハンドル   */
    char          *pszErrMessage   /* エラーメッセージ         */
)

機能説明
引数で指定されたUOCライブラリハンドルを破棄します。この関数は,プロセス終了時に1回だけ,ほかのUOCライブラリの中で最後に発行されます。この関数を発行したあとでUOCライブラリハンドルを使用して関数を発行しないでください。
引数
pvhLibrary(入力)
ライブラリ固有のハンドルを指定します。このパラメタにはdbrinitLibrary()で返却された値を指定してください。
pszErrMessage(出力)
エラーが発生した場合,エラーの詳細を示すメッセージの格納領域を指定します。メッセージの格納領域は,1,024バイト以上を確保しておく必要があります。この引数にNULLを指定した場合,詳細を示すメッセージは返却されません。
戻り値

0            正常終了
-1            ライブラリハンドルが不正です

上記以外の値は,UOCによって定義されます
注意事項
この関数は1回だけ発行されます。しかし,アプリケーションからは,マルチスレッド環境で発行されます。そのため,スレッドセーフにしておく必要があります。
この関数は,DocumentBrokerサーバの停止完了とは非同期に,EDMServiceプロセスの終了時に実行され,この関数が処理を終了しないかぎり,EDMServiceプロセスは終了しません。
EDMServiceプロセスが終了していない状態で,DocumentBrokerサーバを再起動すると,KMBR03006-Eが出力され起動エラーとなります。そのため,DocumentBrokerサーバの停止が完了したあと,次にサーバが起動されるまでにこの関数の処理を終了しなければなりません。