6.5.3 出力ログ情報

DocumentBrokerサーバの処理に対して出力される出力ログ情報を次の表に示します。

表6-4 出力ログ情報

操作出力ログ情報出力レベル
セッションの確立CONNECT <文書空間識別子>W,R,E
セッションの切断DISCONNECTW,R,E
オブジェクトの作成CREATE OBJECT <OIID>W,R,E
オブジェクトの削除DELETE OBJECT <OIID>W,R,E
オブジェクトとの接続CONNECT OBJECT <OIID>R,E
オブジェクトの接続の解除RELEASE OBJECT <OIID>R,E
オブジェクト一覧の取得LIST OBJECTS <OIID>R,E
オブジェクトを包含するコンテナ一覧の取得LIST PARENTS <OIID>R,E
コンテナに包含されるオブジェクト一覧の取得LIST CHILDREN <OIID>R,E
LIST CHILDREN <OIID><バージョン識別子>R,E
オブジェクト間の関連づけの設定LINK <OIID><OIID>W,R,E
LINK <リンク識別子><OIID><OIID>W,R,E
LINK <OIID><OIID><バージョン識別子>W,R,E
オブジェクト間の関連づけの解除UNLINK <リンク識別子><OIID>W,R,E
UNLINK <リンク識別子><OIID><OIID>W,R,E
UNLINK <リンク識別子><OIID><OIID><バージョン識別子>W,R,E
ACLのバインドBIND ACLS <OIID>W,R,E
BIND ACLS <OIID><バージョン識別子>W,R,E
ACLのバインドの解除UNBIND ACLS <OIID>W,R,E
UNBIND ACLS <OIID><バージョン識別子>W,R,E
ACL一覧の取得LIST ACLS <OIID>R,E
LIST ACLS <OIID><バージョン識別子>R,E
バージョンのチェックインCHECKIN VERSION <OIID>W,R,E
バージョンのチェックアウトCHECKOUT VERSION <OIID>W,R,E
チェックアウトの取り消しREVOKE VERSION <OIID>W,R,E
バージョンの削除DELETE VERSION <OIID><バージョン識別子>W,R,E
バージョンの固定SET MODE FIX <OIID>W,R,E
SET MODE FIX <リレーション識別子> <OIID>W,R,E
SET MODE FIX <リンク識別子> <OIID>W,R,E
バージョンの固定の解除SET MODE FLOATING <OIID>W,R,E
SET MODE FLOATING <リンク識別子><OIID>W,R,E
バージョン一覧の取得LIST VERSIONS <OIID>R,E
バージョン管理情報一覧の取得LIST VERSIONABLES <OIID>R,E
リザベーションの取得GET RESERVATION <OIID>R,E
リレーション情報の作成CREATE RELATION <OIID><OIID>W,R,E
CREATE RELATION <OIID><バージョン識別子><OIID><バージョン識別子>W,R,E
リレーション情報の削除DELETE RELATION <OIID>W,R,E
リレーション情報の一覧取得LIST RELATIONS <OIID>R,E
LIST RELATIONS <OIID><バージョン識別子>R,E
LIST RELATIONS <バージョン識別子>R,E
レンディションの作成CREATE RENDITION <OIID>W,R,E
CREATE RENDITION <OIID><バージョン識別子>W,R,E
レンディションの削除DELETE RENDITION <OIID>W,R,E
DELETE RENDITION <OIID><バージョン識別子>W,R,E
マスタレンディションの変更CHANGE MASTER RENDITION <OIID>W,R,E
CHANGE MASTER RENDITION <OIID><バージョン識別子>W,R,E
レンディションの一覧取得LIST RENDITIONS <OIID>R,E
LIST RENDITIONS <OIID><バージョン識別子>R,E
プロパティの設定SET PROPERTIES <OIID>W,R,E
SET PROPERTIES <OIID><バージョン識別子>W,R,E
SET PROPERTIES <OIID><レンディションタイプ>W,R,E
SET PROPERTIES <リレーション識別子><OIID>W,R,E
SET PROPERTIES <OIID><リンク識別子>W,R,E
プロパティの取得GET PROPERTIES <OIID>R,E
GET PROPERTIES <OIID><バージョン識別子>R,E
GET PROPERTIES <OIID><リンク識別子>R,E
ファイルのアップロードUPLOAD CONTENT <OIID>W,R,E
UPLOAD CONTENT <OIID><バージョン識別子>W,R,E
ファイルのダウンロードDOWNLOAD CONTENT <OIID>R,E
DOWNLOAD CONTENT <OIID><バージョン識別子>R,E
全文検索インデクスの作成CREATE INDEX <OIID>W,R,E
CREATE INDEX <OIID><バージョン識別子>W,R,E
全文検索インデクスの削除DELETE INDEX <OIID>W,R,E
DELETE INDEX <OIID><バージョン識別子>W,R,E
edmSQLの構文チェックPREPARER,E
問い合わせの実行EXECUTE SEARCHR,E
EXECUTE SEARCH <From句のクラス識別子の並び(16個まで)>R,E
問い合わせの実行と問い合わせ結果の取得EXECUTE SEARCH & GET RESULT <From句のクラス識別子の並び(16個まで)>R,E
問い合わせ結果の削除DELETE RESULTR,E
エラーERROR <major_code><minor_code>E
(凡例)
W:Writeレベル。作成,削除,更新,リンクなどのアクセスレベルについて,アクセスログへの出力を指定する。
R:Readレベル。Writeレベルの出力に加えて,セッション確立/切断,プロパティ参照,検索などのアクセスレベルについて,アクセスログへの出力を指定する。
E:Errorレベル。Readレベルの出力に加えて,当該APIでエラーが発生した場合についてもアクセスログへの出力を指定する。

次に,出力ログ情報の詳細について説明します。

<この項の構成>
(1) 文書空間識別子
(2) OIID
(3) バージョン識別子
(4) リンク識別子
(5) リレーション識別子
(6) レンディションタイプ
(7) From句のクラス識別子の並び(16個まで)
(8) major_codeおよびminor_code

(1) 文書空間識別子

DocumentSpace構成定義ファイルのSerialIDエントリに指定した値です。

(2) OIID

操作したオブジェクトのOIIDです。

(3) バージョン識別子

操作したオブジェクトのバージョンに対する情報を次の表に示します。

表6-5 バージョン識別子

操作内容出力文字
バージョン識別子を指定した操作指定されたバージョン識別子
バージョンなしオブジェクトに対する操作出力なし
バージョン全体に対する操作出力なし

(4) リンク識別子

コンテインメントを解除した,または構成管理モードを設定したコンテインメントのリンク識別子です。

(5) リレーション識別子

文書間に設定されたリレーションを識別するための識別子です。

(6) レンディションタイプ

操作したレンディションのレンディションタイプです。レンディションタイプを指定しないで操作した場合は出力されません。

(7) From句のクラス識別子の並び(16個まで)

検索を実行する場合,検索条件として指定するFrom句のクラス識別子(36バイト)です。このクラス識別子は,連続して16個まで出力されます。出力されたそれぞれのクラス識別子の間には,半角スペース(1バイト)が入ります。出力形式(△を半角スペースとします)を次に示します。

From句のクラス識別子の並びの出力形式
クラス識別子△クラス識別子△・・・△クラス識別子

(8) major_codeおよびminor_code

クラスライブラリの戻り値です。戻り値の詳細は,マニュアル「DocumentBroker Version 3 メッセージ」を参照してください。