6.4.3 データベースでの障害
データベースで障害が発生した場合に考えられる障害の要因と対処について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 障害の要因
- (2) DocumentBrokerでの対処
- (3) ユーザの対処
(1) 障害の要因
次の要因が考えられます。
- 媒体障害
- ディスク障害やジャーナル障害などの発生が考えられます。
- システムの停止
- 通信障害や異常終了によるシステムの停止が考えられます。
(2) DocumentBrokerでの対処
DocumentBrokerは次のような処理を実行します。
- データベースに格納されていないオブジェクトの状態は維持します。
- トランザクションの状態は変更しません。
ただし,データベースシステム上のトランザクションの処理については,データベースシステムの機能に依存します。
(3) ユーザの対処
次のように対処してください。
- クライアントアプリケーションで,トランザクションのロールバックを実行してください。
- DocumentBrokerを停止してください。
- 障害が発生しているサーバから出力されるメッセージなどを参照して,障害を取り除いてください。
- 障害が発生しているデータ格納媒体を復旧してください。
- DocumentBrokerを再起動してください。