EDMDelMeta(メタ情報の削除)
機能
EDMInitMetaコマンドで登録したメタ情報をデータベース(HiRDB)から削除します。メタ情報を削除した場合(サブクラスやプロパティの削除)は,自動的に動作環境メタ情報ファイルも更新されます。
形式
EDMDelMeta {-r サブクラス名
-s スーパークラス名
-o データベース定義文格納ファイル |
-p プロパティ名
-q クラス名
-o データベース定義文格納ファイル |
-t 〔-e〕〔-b〕}
オプション
- -r サブクラス名
- サブクラスを削除する場合,サブクラス名を指定します。
- -s スーパークラス名
- -rオプションに指定したサブクラスのスーパークラス名を指定します。
- -o データベース定義文格納ファイル
- 作成したデータベース定義文を格納するファイル名を相対パスまたは絶対パスで指定します。
- -p プロパティ名
- プロパティを削除する場合,プロパティ名を指定します。
- -q クラス名
- -pオプションに指定したプロパティを持つクラスのクラス名を指定します。
- -t
- メタ情報の表をすべて削除する場合に指定します。
- -e
- 複数の実行環境から同一の文書空間にアクセスしている場合,それらの実行環境の情報をすべて削除するときに指定します。このオプションを指定できるのは,実行環境識別子が0の実行環境だけです。
- このオプションを指定すると,登録されている実行環境の情報が削除されるため,複数の実行環境から同一の文書空間にアクセスする実行環境を新規に登録し直す必要があります。
- -b
- システム導入支援機能によって文書空間を構築した場合の構築情報をすべて削除するときに指定します。
- <削除する情報とオプションの組み合わせ>
- ユーザが作成したサブクラスを削除する
- ユーザが作成したサブクラスを削除するには,-rオプション,-sオプションおよび-oオプションを指定します。サブクラスを削除した場合には,自動的に動作環境メタ情報ファイルも更新されます。
- ユーザが追加したプロパティを削除する
- ユーザが追加したプロパティを削除するには,-pオプション,-qオプションおよび-oオプションを指定します。ただし,全文検索用のプロパティは削除できません。また,プロパティを削除した場合には,自動的に動作環境メタ情報ファイルも更新されます。
- 文書空間単位でメタ情報を削除する
- 文書空間単位でメタ情報を削除するには,-tオプションを指定します。文書空間単位のメタ情報の削除によって,HiRDBの表などを削除する場合は,該当する文書空間用のスキーマを削除してください。
注意事項
- このコマンドを実行する前に,DocumentBrokerの実行環境ディレクトリを環境変数「DOCBROKERDIR」に指定してください。
- このコマンドは,DocumentBrokerサーバの停止中に実行してください。
- このコマンドを実行する前に,データベースを起動しておいてください。
- このコマンドを実行する前に,次に示す条件に従ってオブジェクトを削除してください。
- クラスを削除する場合
削除するクラスを基に作成されたオブジェクトを削除します。
- プロパティを削除する場合
プロパティを削除するクラスを基に作成されたオブジェクトを削除します。
- このコマンド実行時,edmClass_Structクラスのサブクラスを削除する場合,またはほかのサブクラスに定義されているプロパティと同じVariableArray型のプロパティを削除する場合,データベース定義文格納ファイルは作成されません。