6.2.4 クラスの定義の変更(オブジェクトが存在しない場合)

オブジェクトが存在しないクラスの定義の変更では,プロパティの追加,プロパティの定義の変更,またはプロパティの削除のどれかがあります。どの場合についても,クラスの定義を変更するには,次に示す方法で行います。

オブジェクトが存在しないクラスの定義を変更する手順を次に示します。

  1. 定義情報ファイルを作成します。
    変更後のクラスの定義を記述した定義情報ファイルを,変更前の定義情報ファイルを基に作成します。作成する定義情報ファイルのクラスの定義,プロパティの定義のセクションに指定するエントリ「dmaProp_Ids」の値であるクラス識別子,プロパティ識別子は,定義の変更前と同じ値を指定してください。
    定義情報ファイルの作成については,「4.7 定義情報ファイル」を参照してください。
  2. インデクス情報ファイルを作成します。
    6.2.2(1) クラスの追加手順」のインデクス情報ファイルの作成に関する記述を参照してください。
  3. RDエリア定義情報ファイルを作成します。
    6.2.2(1) クラスの追加手順」のRDエリア定義情報ファイルの作成に関する記述を参照してください。
  4. メタ情報のバックアップを取得します。
    6.2.2(1) クラスの追加手順」のメタ情報のバックアップの取得に関する記述を参照してください。
  5. データベースのバックアップを取得します。
    6.2.2(1) クラスの追加手順」および「6.2.3 クラスの削除(オブジェクトが存在しない場合)」のデータベースのバックアップの取得に関する記述を参照してください。
  6. メタ情報の削除コマンド(EDMDelMeta)を実行します。
    定義を変更するクラスの定義をメタ情報の削除コマンド(EDMDelMeta)で削除します。詳細については,「6.2.3 クラスの削除(オブジェクトが存在しない場合)」を参照してください。
  7. データベース定義ユティリティを実行します。
    手順6.で作成したデータベース定義文を入力ファイルとし,HiRDBのデータベース定義ユティリティ(pddef)を実行して定義を変更するクラスのオブジェクトを格納する表を削除します。詳細については,「6.2.2(1) クラスの追加手順」のデータベース定義ユティリティの実行に関する記述を参照してください。
  8. メタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)を実行します。
    手順1.,手順2.,および手順3.で作成した定義情報ファイル,およびインデクス定義を指定して,変更するクラスの定義をメタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)で追加します。詳細については,「6.2.2(1) クラスの追加手順」のメタ情報の追加コマンド(EDMAddMeta)の実行に関する記述を参照してください。
  9. データベース定義ユティリティを実行します。
    手順8.で作成したデータベース定義文を入力ファイルとし,HiRDBのデータベース定義ユティリティ(pddef)を実行して,定義を変更するクラスに対応する表を追加します。詳細については,「6.2.2(1) クラスの追加手順」のデータベース定義ユティリティの実行に関する記述を参照してください。
  10. クラス定義情報ファイルを作成します。
    変更したクラスの定義を反映したクラス定義情報ファイルをDocumentBroker オブジェクト操作ツールの動作環境に配置します。詳細については,「6.2.2(1) クラスの追加手順」のクラス定義情報ファイルの作成に関する記述を参照してください。
  11. 表へオブジェクトを格納します。
    6.2.2(1) クラスの追加手順」の表へのオブジェクトの格納に関する記述を参照してください。