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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform プログラム作成の手引


7.2.4 データ連携支援が設定するデータ領域

〈この項の構成〉

(1) 引数

UOCには次の値をデータ領域に渡します。

表7‒8 引数情報

項番

項目

内容

参照可否

1

インタフェースエリアアドレス

(データ名A)

インタフェースエリアのアドレス

2

履歴情報レコードインデクスアドレス

(データ名B)

履歴情報レコードインデクスのアドレス

3

編集後データインデクスアドレス

(データ名C)

編集後データインデクスのアドレス

×

4

ユーザ引き継ぎエリアアドレス

(データ名D)

ユーザ引き継ぎエリアのアドレス

×

5

ユーザ引き継ぎエリアサイズ

(データ名E)

ユーザ引き継ぎエリアサイズ

(凡例)

○:参照可

×:参照不可

注※

書き込み用の領域のため,参照しても値は設定されていません。

(2) インタフェースエリア

表7‒9 インタフェースエリア情報

項番

項目

内容

参照可否

1

開始モード

(データ名11)

データ連携支援の開始モード

'N':正常開始

'R':再開始

'F':強制開始

'S':再開始(読み出しUJ指定)

2

リターンコード

(データ名12)

ユーザが設定します。データ連携支援は設定しません。

×

3

ノード識別子

(データ名13)

ユーザデータ(UJ)を出力したTP1/EEのノード識別子

4

ランID

(データ名14)

ユーザデータ(UJ)を出力したTP1/EEのランID

5

中央処理通番

(データ名15)

ユーザデータ(UJ)を出力したトランザクションの中央処理通番

6

サービス名長

(データ名16)

ユーザデータ(UJ)を出力したトランザクションのサービス名の長さ

サービス名のないトランザクションのときは0が設定されます。

7

サービス名

(データ名17)

\0終端あり)

ユーザデータ(UJ)を出力したトランザクションのサービス名

サービス名長が0のときは参照しないでください。

8

UJ数

(データ名18)

UOCで渡すユーザデータ(UJ)数

UJ数の履歴情報レコードインデクスがあります。

9

先頭累積データ通番

(データ名19)

トランザクション内の先頭の累積データ通番

先頭のUAP履歴情報がUJ以外(IJ/OJ)の場合は,先頭のユーザデータ(UJ)の累積データ通番を設定します。

10

最終累積データ通番

(データ名1A)

トランザクション内の最終の累積データ通番

PJがある最終のUAP履歴情報の累積データ通番を設定します。

11

反映サービス名長

(データ名1H)

実行している反映サービス名の長さ

×

12

反映サービス名

(データ名1B)

実行している反映サービス名

反映先指定UOCでは参照しないでください。

×

13

ユーザIFAエリアサイズ

(データ名1C)

ユーザIFAエリアのサイズ

14

ユーザIFAエリアポインタ

(データ名1D)

ユーザIFAエリアのポインタ

ユーザIFAエリアサイズが0の場合は,値を参照できません。

15

ユーザSATエリアサイズ

(データ名1E)

ユーザSATエリアのサイズ

16

ユーザSATエリアポインタ

(データ名1F)

ユーザSATエリアのポインタ

ユーザSATエリアサイズが0の場合は,値を参照できません。

17

接続ハンドル

(データ名1G)

接続ハンドル

trnrks_service定義の-nオプションおよび-iオプションで指定したリソースマネジャに対応した接続ハンドルです。

×

(凡例)

○:参照可

×:参照不可

(3) 履歴情報レコードインデクス

履歴情報レコードインデクスは構造体の配列です。配列の要素数はインタフェースエリアのUJ数(データ名1A)であり,ユーザデータ取得順に設定します。

表7‒10 履歴情報レコードインデクス情報

項番

項目

内容

参照可否

1

履歴情報共通エリアアドレス

(データ名21)

履歴情報共通エリアのアドレス

2

履歴情報レコードエリアアドレス

(データ名22)

履歴情報レコードエリアの先頭アドレス

(履歴情報共通インデクスのアドレス)

3

反映サービス指定エリアアドレス

(データ名23)

反映サービス指定エリアの先頭アドレス

4

UOC間連携エリアアドレス

(データ名24)

UOC間連携エリアのアドレス

5

UOC間連携エリアサイズ

(データ名25)

UOC間連携エリアのサイズ

(凡例)

○:参照可

(4) 履歴情報共通エリア

表7‒11 履歴情報共通エリア情報

項番

項目

内容

参照可否

1

累積データ通番

(データ名51)

ユーザデータ(UJ)の累積データ通番

(TMS-4V/SPのブロック番号相当)

2

取得年月日

(データ名52)

ユーザデータ(UJ)を出力した日時(YYYYMMDD形式)

3

取得時刻

(データ名53)

ユーザデータ(UJ)を出力した時刻(hhmmss形式)

4

ルート世代番号

(データ名54)

履歴情報表のルート世代番号

5

世代番号

(データ名55)

履歴情報表の世代番号

(TMS-4V/SPのJSQ相当)

6

順序番号

(データ名56)

1トランザクション中のユーザデータ(UJ)の順序番号(1〜32,767)

(凡例)

○:参照可

(5) 履歴情報レコードエリア

30,000バイトのエリアに履歴情報共通インデクス,履歴情報ヘッダ,およびUAP履歴情報を設定します。履歴情報レコードのフォーマットについては,「1. トランザクションインタフェース」を参照してください。

表7‒12 履歴情報レコードエリア情報

項番

項目

内容

参照可否

1

履歴情報共通インデクス

TP1/EEが履歴情報レコードごとに付加する情報です。

詳細については,「1. トランザクションインタフェース」を参照してください。

2

履歴情報ヘッダ

UAP履歴情報取得要求(ee_trn_uap_put関数/CBLEETRN('UAPPUT'))時に指定した履歴情報ヘッダです。

詳細については,「1. トランザクションインタフェース」を参照してください。

3

履歴情報

UAP履歴情報取得要求(ee_trn_uap_put関数/CBLEETRN('UAPPUT'))時に指定した履歴情報です。

(凡例)

○:参照可

(6) 反映サービス指定エリア

表7‒13 反映サービス指定エリア情報

項番

項目

内容

参照可否

1

末尾指定

(データ名61)

一括で引き渡す複数のUJのうち,末尾にあたるUJかどうかを指定する領域です。

×

2

最大サービス数

(データ名62)

ユーザが設定可能な最大サービス数です。trnrks_service定義の定義数です。

3

サービス数

(データ名63)

対象UJを反映処理するサービス数です。

×

4

サービス名指定エリア

(データ名64)

対象UJを反映処理するサービス名を指定するエリアです。

×

(凡例)

○:参照可

×:参照不可

(7) ユーザ引き継ぎエリアサイズ

ユーザ引き継ぎエリアのサイズを設定します。サイズは4,000(バイト)を設定します。