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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform プログラム作成の手引


1.8.2 COBOL言語インタフェース

UAP履歴情報取得機能が提供する共通のデータ領域を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) UAP履歴情報のフォーマット

図1‒55 UAP履歴情報のフォーマット

[図データ]

(2) 履歴情報共通インデクス

形式
01  一意名 I.
  02  データ名I01    PIC S9(9) COMP.    /* レコード長        */
  02  データ名I02    PIC X(1).          /* レコードID        */
  02  データ名I03    PIC X(1).          /* レコードサブID    */
  02  データ名I04    PIC S9(4) COMP.    /* 取得先ID          */
  02  データ名I05    PIC X14.           /* TP1/EE情報        */
  02  データ名I06    PIC S9(4) COMP.    /* TP1/EE情報        */
  02  データ名I07    PIC X12.           /* 業務ID            */
  02  データ名I08    PIC S9(9) COMP.    /* 履歴情報サイズ     */
内容
表1‒83 履歴情報共通インデクスの内容

項番

取得項目

設定する値

1

レコード長

当該レコードのレコード長

履歴情報共通インデクスと履歴情報の合計サイズ

2

レコードID

当該レコードの種別

'U':ユーザデータ(UJ)

'I':入力データ(IJ)

'O':出力データ(OJ)

3

レコードサブID

当該レコードの詳細コード

表1-84 レコードサブIDの内容」を参照してください。

4

取得先ID

取得先ID

5

TP1/EE情報

TP1/EEが使用する情報

6

TP1/EE情報

TP1/EEが使用する情報

7

業務ID

業務ID

8

履歴情報サイズ

履歴情報のサイズ

表1‒84 レコードサブIDの内容

項番

レコードID

レコードサブID

内容

1

U

0x00

ユーザデータ(UJ)

2

I

I

入力データ(IJ)

3

O

0x00

出力データ(OJ)

(3) 履歴情報ヘッダ

形式
01  一意名 U.
  02  データ名U01    PIC X(4).          /* データ連携支援引き継ぎ情報 */
  02  データ名U06    PIC X(16).         /* ユーザ任意情報     */
  02  データ名U02    PIC S9(4) COMP.    /* 取得先ID          */
  02  データ名U03    PIC X(1).          /* 履歴情報種別      */
  02  データ名U04    PIC X(1).          /* 履歴情報コード    */
  02  FILLER         PIC X(4).          /* 予備               */
  02  データ名U05    PIC 9(9) COMP.     /* 履歴情報サイズ     */
内容
表1‒85 履歴情報ヘッダの内容

項番

取得項目

設定する値

1

データ連携支援引き継ぎ情報

1.3.4(7) CBLEETRN('SETUJINF')」を参照してください。

2

ユーザ任意情報

1.3.4(3) CBLEETRN('UAPPUT' )」を参照してください。

3

取得先ID

4

履歴情報種別

5

履歴情報コード

6

履歴情報サイズ

(4) OJヘッダ

形式
01  一意名 O.
  02  データ名O01    PIC X(1).          /* 通信種別               */
  02  データ名O02    PIC X(1).          /* プロトコル種別         */
  02  データ名O03    PIC X(1).          /* 電文種別               */
  02  データ名O04    PIC X(1).          /* API種別                */
  02  データ名O05    PIC S9(9) COMP.    /* 出力番号               */
  02  データ名O06    PIC X(32).         /* 宛先サービスグループ名 */
  02  データ名O07    PIC X(32).         /* 宛先サービス名         */
  02  データ名O08    PIC X(9).          /* 論理端末名             */
  02  FILLER         PIC X(7).          /* 予備                   */
  02  データ名O09    PIC 9(9) COMP-X.   /* オリジナル中央処理通番 */
  02  データ名O0A    PIC S9(9) COMP.    /* 送信データサイズ       */
内容
表1‒86 OJヘッダの内容

項番

取得項目

設定する値

1

通信種別

通信種別を設定

'R':リモートプロシジャコール(RPC)

'A':リモートAPI機能(RAP)

'M':MCP

2

プロトコル種別

プロトコル種別を設定

'T':TCP/IP

'U':UDP/IP

3

電文種別

電文種別+送信タイミングを設定

'0':要求電文(即時送信)

'1':要求電文(コミット送信)

'2':要求電文(自プロセス送信)

'3':応答電文(通常)

'4':応答電文(別トランザクションによる送信)

'5':応答電文(ERRTRNRまたはERRTRN3による送信)

'6':代理実行要求電文

'7':代理実行応答電文

'8':非同期一方送信

'9':同期一方送信

4

API種別※1

API種別を設定

'0':CBLEERPC('CALL ')

'1':CBLEERPC('CALLTO ')

'2':CBLEERPC('CMTSND ')

'3':CBLEERPC('CMTSNDTO')

'5':なし

'4':CBLEERPC('R-SEND ')

'6':CBLEEMCP('SEND ')

'7':CBLEEMCP('SENDSYNC')

'8':CBLEEMCP('SENDRECV')

'9':ee_zrc_snd_message()

5

出力番号

トランザクション内でOJ取得要求を行った出力番号

6

宛先サービスグループ名※2

\0終端あり)

宛先サービスグループ名

7

宛先サービス名※2

\0終端あり)

宛先サービス名

8

論理端末名※3

\0終端あり)

出力先の論理端末名

9

オリジナル中央処理通番※4

別トランザクションで応答送信を行った場合の,応答送信を抑止したトランザクションの中央処理通番。上記以外の場合は,0を設定。

10

送信データサイズ

実際に送信したデータ長

注※1

応答電文の場合は,'4'か'5'を設定します。

注※2

通信種別が'R'か'A'の場合だけ参照可能です。

注※3

通信種別が'M'の場合だけ参照可能です。

注※4

電文種別が'4'の場合だけ参照可能です。