19.7 コマンド実行時のタイマ監視
タイマ監視についての概要を次の図に示します。
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次の4か所でタイマ監視します。
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監視時間T1:指示サーバへの電文を送信してから応答を受信するまでの時間
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監視時間T2:実行サーバに指示を送信してから応答を受信するまでの時間
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監視時間T3:実行サーバでのトランザクションの静止化から静止化完了までの時間
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監視時間T4:実行サーバでのライブラリ入れ替え処理が完了するまでの時間
コマンドでは,監視時間T3を指定します。T4はT3からトランザクションの静止化処理に掛かった時間を減らした時間となります。このとき,T3で指定時間をすべて消費した場合でもT4は1秒監視します。
監視時間T2は,通信時間など,他処理を含めた時間5秒をT3に加算した時間となります。監視時間T1はT3に20秒加えた時間となります。※
他ノード実行時の強制実行の場合,1回の通信でトランザクションの静止化とライブラリ入れ替えをまとめて行うため,監視時間T3が実行サーバでのライブラリ入れ替え処理が完了するまでの時間となり,監視時間T4は存在しません。また,監視時間T1はT3に15秒加えた時間となります。※
自ノード実行時の監視時間T1はT3に5秒加えた時間となります。自ノード実行時はコマンドを受け付けたサーバが実行サーバとなり,実行サーバで監視時間T3と監視時間T4の時間を監視します。
- 注※
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eechglibコマンドに-nオプションを指定した場合はノード識別子を取得しないため,ノード識別子取得処理時間分の5秒を加えません。したがって,監視時間T1は5秒短くなります。