30.10.2 eezrctbl
- 機能
-
TP1/FSP(全銀RC)の管理テーブルをファイルへ出力します。
- 形式
eezrctbl -g サービスグループ名 [{-s|-c コネクションID|-l 論理端末名|-p 論理パス名}] -o 出力ファイル名
オプション
- -g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
-
処理対象のサービスグループ名を指定します。
- -s
-
システム管理テーブルを取得します。
- -c コネクションID 〜〈1〜8文字の識別子〉
-
テーブル情報を取得するコネクションIDを指定します。該当の論理回線管理テーブルを取得します。
コネクションIDは,一度に8個まで指定できます。複数のコネクションIDを指定する場合は,引用符「"」で囲んで,コネクションIDとコネクションIDとの間を空白で区切ります。コネクションIDは重複して指定できません。
またコネクションIDは,*を使って一括指定ができます。一括指定は1つだけ指定できます。一括指定と一括指定以外のコネクションIDとは,混在して指定できません。一括指定をするときは,引用符「"」で囲んで指定します。
- *
-
全コネクションの論理回線管理テーブルを取得します。
- 先行文字列*
-
先行文字列で始まるコネクションの論理回線管理テーブルを取得します。
(複数指定の例:cnn1,cnn2,cnn3を指定する場合)
-c "cnn1 cnn2 cnn3"
(一括指定の例:cnnで始まるすべてのコネクションを指定する場合)
-c "cnn*"
- -l 論理端末名 〜〈1〜8文字の識別子|*|先行文字列*〉
-
テーブル情報を取得するコネクションIDを指定します。該当の論理回線管理テーブルを取得します。
コネクションIDと同じように複数指定または一括指定ができます。
- -p 論理パス名 〜〈1〜8文字の識別子|*|先行文字列*〉
-
テーブル情報を取得する論理パス名を指定します。該当の論理パス管理テーブルを取得します。
コネクションIDと同じように複数指定または一括指定ができます。
- -o 出力ファイル名 〜〈256文字以内のパス名〉
-
テーブル情報を出力するファイル名を絶対パスで指定します。
-sオプション,-cオプション,-lオプション,および-pオプションを省略した場合,TP1/FSP(全銀RC)の全管理テーブルを取得します。
- 出力形式
-
次の形式でテーブル情報を出力します。
tbl kind : aaaa tbl name : bb…bb time : cc…cc dd…dd : ee…ee | ff… ff|
- aaaa
-
テーブル種別を,次の順で表示します。
SYSS:TP1/FSP(全銀RC)システム管理テーブル
LETM:TP1/FSP(全銀RC)論理回線管理テーブル
(LETMをコネクション数分取得します)
LCN:TP1/FSP(全銀RC) 論理パス管理テーブル
(LCNを論理パス数分取得します)
- bb…bb
-
テーブル名称を表示します。SYSSの場合,systemと表示します。
LETMの場合,コネクションID,論理端末名称の順で表示します。
なお,論理端末名が8バイト未満の場合は半角スペース詰めで表示します。
また,認識できない文字は半角スペースとして表示します。
LCNの場合,論理パス名を表示します
- cc…cc
-
テーブル情報取得時刻を表示します。
- dd…dd
-
テーブル情報取得時,コマンドサービスに割り当てられた各テーブルのアドレスを表示します。
- ee…ee
-
取得データをバイナリ形式,半角英小文字で表示します。
- ff…ff
-
取得データをキャラクタ形式で設定します。認識できない文字は「.」として表示します。
- 出力例
tbl_kind : LETM tbl_name : tko_cn01 tko_le01 time : Tue Dec 6 11:10:41 2005 0000000030000000 : 434f 4e5f 5442 4c30 3030 746b 6f5f 6c65 | CON_TBL000tko_le | 0000000030000010 : 3031 0074 6b6f 5f63 6e30 3100 3031 3031 | 01.tko_cn01.0101 | 0000000030000020 : 0500 0000 0300 0000 0000 0000 0000 0000 | ................ | 0000000030000030 : 1200 0000 0300 0000 0000 0000 0100 0000 | ................ | 0000000030000040 : 0000 0000 0000 0100 0000 0000 0000 0000 | ................ | 0000000030000050 : 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 | ................ |
- 戻り値
-
0:テーブル情報を取得しました。
0以外:上記以外
- 出力メッセージ
-
メッセージID
内容
出力先
KFSB47108-E
システム関数でエラーが発生しました。コマンド名=aa…aa,関数名=bb…bb,ファイル名=cc…cc,行番号=dd…dd,リターン値=ee…ee,errno=ff…ff
標準エラー出力※
メッセージログファイル
syslog
KFSB47110-E
OpenTP1の関数でエラーが発生しました。詳細コード1=aa…aa,詳細コード2=bbbb,リターン値=cc…cc
標準エラー出力※
メッセージログファイル
syslog
KFSB57125-E
通信障害が発生しました。詳細コード=aa…aa
標準エラー出力※
メッセージログファイル
syslog
KFSB57127-E
内部矛盾が発生しました。詳細コード=aa…aa
標準エラー出力※
メッセージログファイル
syslog
KFSB97103-E
コマンドの引数の指定に誤りがあります。aa…aa
標準エラー出力
KFSB97104-E
オプションの指定に誤りがあります。
標準エラー出力
KFSB97105-E
オプションの引数の指定に誤りがあります。
標準エラー出力
KFSB97106-E
コマンドの使用方法に誤りがあります。aa…aa
標準エラー出力
KFSB97107-I
使用方法:eezrctbl -g サービスグループ名[{-s|-c コネクションID|-l 論理端末名|-p 論理パス名}] -o 出力ファイル名
標準出力
KFSB97108-I
テーブル情報を取得しました。サービスグループ名=aa…aa,テーブル情報出力ファイル=bb…bb
標準出力
KFSB97109-E
テーブル情報取得に失敗しました。サービスグループ名=aa…aa
標準エラー出力
KFSB97140-E
領域の確保に失敗しました。コマンド名=aa…aa,要求サイズ=bb…bb
標準エラー出力
KFSB97141-E
OpenTP1の関数でエラーが発生しました。コマンド名=aa…aa,詳細コード1=bb…bb,詳細コード2=cccc,リターン値=dd…dd
標準エラー出力
KFSB97143-E
指定されたテーブルは存在しません。サービスグループ名=aa…aa
標準エラー出力
KFSB97144-W
テーブル情報取得に一部失敗しました。サービスグループ名=aa…aa,テーブル情報出力ファイル=bb…bb
標準エラー出力
- 注意事項
-
-
1回のテーブル情報取得で1テーブル当たり2KBのファイルサイズが必要となります。
出力するファイルサイズは次のようになります。
オプション指定
ファイルサイズ
オプションなし
(1+eemcpcn -z定義数+eemcpzrcpa定義数)×2KB
-sオプション指定時
2KB
-cまたは-lオプション指定時
(該当するeemcpcn -z定義数)×2KB
-pオプション指定時
(該当するeemcpzrcpa定義数)×2KB
-
KFSB95003-Eが出力された場合,コマンドの-gオプションのフラグ引数に指定したサービスグループ名に対応するMCP構成定義を確認してコマンドを再実行してください。MCP構成定義がない,または,MCP構成定義にコマンドに対応する機能の定義がないことがあります。
-
ee_zrcから始まるサービス名はTP1/FSP(全銀RC)で内部作成し処理に使用します。そのため,ee_zrcから始まるサービス名をコマンドに指定しないでください。
-