26.4.4 注意事項
(1) 終了監視の対象となるOBMがある場合にBCMのTP1/EEを停止しようとした場合の注意事項
(a) BCMとBCSのTP1/EEが同一のTP1/SBで動作する環境での注意事項
BCMとBCSのTP1/EEが同一のTP1/SBで動作する環境でTP1/EEを停止する場合,eesvstopコマンドのコマンド引数にBCMとBCSのTP1/EEを同時に指定しないで,1つずつ指定して実行してください。
誤って終了監視対象の状態のOBMがある場合に,eesvstopコマンドをコマンド引数にBCMとBCSのTP1/EEを同時に指定して実行すると,BCMのTP1/EEはOBM終了を監視するが,BCSが停止処理を開始してOBMのトランザクションを実行しなくなるため,終了監視対象の状態のOBMを終了できなくなりBCMのTP1/EEが終了しません。
eesvstopコマンドのコマンド引数にBCMとBCSのTP1/EEを同時に指定した場合に,BCMのTP1/EEが終了しなくなったときは,別のTP1/SBでBCSのTP1/EEを起動するか,eesvstop -fを実行してBCMのTP1/EEを強制停止してください。eesvstop -fを実行した場合は,eesvstartコマンドでBCMとBCSのTP1/EEを再起動して,終了監視対象の状態のOBMの終了を確認してから,eesvstopコマンドを再実行してください。
(b) eesvstop実行後の注意事項
BCMのTP1/EEに-fオプション,または-bオプションを指定しないでeesvstopを実行したあとに,-fオプションを指定しないでeesvstopを実行してはいけません。-fオプションを指定しないでeesvstopを実行すると,BCMとBCSの通信ができなくなり仕掛かり中のOBMが一時休止状態となったり,再開始,強制終了ができなくなったりします。再度-fオプションを指定しないでeesvstopを実行した場合は,次の手順で回復してください。
-
eesvstop -fでBCMのTP1/EEを強制終了します。
-
eesvstartでBCMのTP1/EEを正常開始します。
-
eesvstopでBCMのTP1/EEを正常終了,または計画停止します。