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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


24.7.1 履歴情報表の状態に応じた障害対応

-tオプション,または-Tオプションを指定してeeaphlshコマンドを実行し,履歴情報表の状態(履歴情報表の状態,履歴情報表の第2状態,履歴情報表の第3状態)を確認します。履歴情報表の状態に応じた障害対応を次の表に示します。

表24‒11 履歴情報表の状態に応じた障害対応

項番

状態

第2状態

第3状態

障害時の対策方法

1

ACT

S

-cオプションにuseを指定してeeaphchghコマンドを実行してください※1

2

A

3

U

4

SBY

S

対策不要です。

5

A

6

U

7

USE

S

-cオプションにsbyを指定してeeaphchghコマンドを実行してください。

8

△,*

A

-cオプションにuseを指定してeeaphchghコマンドを実行してください。

9

U

対策不要です。

10

*

S,U

11

SWP

S

-cオプションにuseを指定してeeaphchghコマンドを実行してください※2

12

A

13

U

対策不要です。

14

DCT

HiRDBのコマンドなどでRDエリアや履歴情報表の状態を確認し,問題がなければ,-cオプションにbacを指定してeeaphchghコマンドを実行してください。

15

ERR

-rオプションを指定してeeaphtblhコマンドを実行してください。

16

D

HiRDBのコマンドなどでRDエリアや履歴情報表の状態を確認し,問題があれば,障害から回復させてください。

17

E

-cオプションにerrを指定してeeaphchghコマンドを実行し,状態をERRに変更してください。

18

不明

HiRDBのコマンドなどでRDエリアや履歴情報表の状態を確認し,問題があれば,障害から回復させてください。

(凡例)

*:現用(障害発生時,またはスワップ処理中の場合,履歴情報表の状態がACT以外になることがあります)

△(半角スペース):現用以外

A:現用(現用として割り当てられた状態)

S:未使用(今後,現用となりえる状態)

U:使用済み(UAP履歴情報が書き込み済みの状態)

E:障害中(履歴情報表なし,または表破壊検知)

D:閉塞中(RDエリア閉塞,またはRDエリアクローズ検知)

−:該当しません

注※1

TP1/EEのプロセス状態(eepahlshコマンドの-nオプション指定時に出力されるTP1/EEのプロセス状態)がすべてSTP(未起動)またはPLA(計画停止A)の場合に行ってください。

注※2

TP1/EEのプロセス状態(eepahlshコマンドの-nオプション指定時に出力されるTP1/EEのプロセス状態)がすべてSTP(未起動)の場合に行ってください。