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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


23.7.13 送達管理メッセージの送信失敗

〈この項の構成〉

(1) ACK送信失敗

TP1/FSP(全銀RC)から全銀RCへのACKの送信で失敗した場合,処理を続行します。

図23‒21 ACK送信失敗(eemcpcn定義-zオプションrspmodeオペランドにautoを指定した場合)のシーケンス図

[図データ]

注※

ACK送信に失敗した場合でもコネクション解放を行わない場合があります。コネクションを解放しない場合,全銀RCがt3タイマの閾値超過を検出し,次の情報メッセージを送信します。送信エラー時のコネクション解放の詳細は「23.11.3 電文受信時の処理内容」を参照してください。

図23‒22 ACK送信失敗(eemcpcn定義-zオプションrspmodeオペランドにmanualを指定した場合)のシーケンス図

[図データ]

注※

ACK送信に失敗した場合でもコネクション解放を行わない場合があります。コネクションを解放しない場合,全銀RCがt3タイマの閾値超過を検出し,次の情報メッセージを送信します。送信エラー時のコネクション解放の詳細は「23.11.3 電文受信時の処理内容」を参照してください。

(2) NAK送信失敗

TP1/FSP(全銀RC)から全銀RCへのNAKの送信で失敗した場合,TP1/FSP(全銀RC)でコネクションを解放します。

図23‒23 NAK送信失敗

[図データ]

注※

NAK送信に失敗した場合でもコネクション解放を行わない場合があります。コネクションを解放しない場合,全銀RCがt3タイマの閾値超過を検出し,次の情報メッセージを送信します。送信エラー時のコネクション解放の詳細は「23.11.3 電文受信時の処理内容」を参照してください。