22.2 再開始と回復モードの差異
回復モードは,内部的には再開始として動作します。そのため,再開始時の仕様(再開始時に一部の定義変更不可など)は,回復モードに適用されます。ただし,回復モードの場合,トランザクション回復直後に自動的に終了します。再開始と回復モードの差異を次の表に示します。
項番 |
項目 |
再開始 |
回復モード |
---|---|---|---|
1 |
ユーザトランザクション |
トランザクション回復後※,MI,MN,MEなどのユーザトランザクションを起動します。 |
ユーザトランザクションを起動しません。ただし,再開始時と同じく,ユーザサービス関連定義は必須です。 |
2 |
RPC応答抑止中のプロセスダウン |
rpc_reply_suspend_autosendが「Y」の場合,起動時に自動的に応答抑止解除(RPC応答送信)します。 |
rpc_reply_suspend_autosendが「Y」であっても,起動時に応答抑止解除しません。次回の再開始時に応答抑止解除します。 |
3 |
ERRTRNRによるRPC応答送信機能使用時,ERRTRNR起動前にプロセスダウン |
起動時に自動的にRPC応答送信します。 |
起動時に応答送信しません。次回の再開始時に応答送信します。 |