21.3.1　ユーザメモリダンプ設定

ユーザメモリダンプ用APIで，取得するユーザメモリ領域を処理スレッドごとに設定します。設定したメモリ領域は，APIでメモリ領域の設定をクリアするか，オンライン終了時まで有効となります。また，当該APIを複数回呼び出すことで，複数のメモリ領域を設定できます。設定可能なメモリ領域の上限数は，1スレッドにつき最大30か所とします。

メモリダンプ出力時，スレッドダウンした処理スレッドで事前に設定した順番でメモリ領域をメモリDUMPファイルに出力します。メモリダンプ出力後も，メモリ領域の設定はクリアしないで，再作成した処理スレッドに引き継ぎます。

メモリDUMPファイルの詳細は，マニュアル「OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。