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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


16.4.2 他ノード実行の概要

他ノード実行の概要を次の図に示します。

図16‒2 トランザクション静止化の概要(他ノード実行)

[図データ]

実行対象が他ノードの場合,コマンドで指定されたサーバに対してトランザクションの静止化/静止化解除を行います。他ノード実行の対象となるのは,ネームサーバに登録されている指定サービスグループのサーバすべてです。

コマンドで指定されたサーバのサービスまたはトランザクションレベルを,静止化または静止化解除します。

同時に指示できる実行サーバの上限はネームに登録可能なサーバ数までとします。

トランザクションの静止化完了後に実行サーバ,指示サーバ,コマンドでそれぞれ終了メッセージを出力し,コマンドを終了します。

注※

他ノード実行の対象となるノードは,TP1/SBのシステム共通定義のall_node(name_domain_file_useにYを指定した場合は該当ファイル)に指定されているノードであり,TP1/SBのネームサービスのキャッシュ情報に依存します。このため,TP1/SBのRPC抑止/抑止解除などを行った場合,当該ノードが本機能の実行対象から外れてしまうおそれがあります。