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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


15.2 DBキューサービスのトランザクションレベル

トランザクションレベル方式で処理キューのスケジュールを行う場合,DBキューサービスのトランザクションは,DBキュー機能関連定義のdbqsrvdefオペランド-lオプションに指定したトランザクションレベル名で処理キューに登録します。トランザクションレベル名判定UOCは呼び出しません。

DBキューのトランザクションレベルの変更は,DBキューが接続するDBキューサービスを,別のDBキューサービスに変更することで行えます。eedbqrelsコマンド,eedbqcnctコマンド,またはee_dbq_conctl関数を使用して変更できます。変更後のDBキューサービスで,変更前のDBキューサービスと同じ処理を行いたい場合は,それぞれのdbq_serviceオペランドに同じエントリポインタを定義します。

eedbqrelsコマンド,eedbqcnctコマンドを使用してトランザクションレベルの異なるDBキューサービスに接続を変更する場合の例を次に示します。

  1. eedbqrelsコマンドでトランザクションレベル名1の処理キューと対応しているDBキューサービスAとの接続を解除します。

  2. eedbqcnctコマンドを使用してトランザクションレベル名4の処理キューと対応しているDBキューサービスBと接続します。

    図15‒1 DBキューサービス(トランザクションレベル)変更例

    [図データ]