14.4.1 トランザクション処理時間監視
トランザクション処理時間監視では,製品が行う処理のうち,時間の掛かる次の処理について監視対象外としています。
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DBアクセス処理(DBキュー機能は除く)
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通信処理
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ファイルI/O処理(ステータスファイルは除く)
TP1/FSPでは,API関数の延長で行う上記の処理についてもトランザクション処理時間監視の対象です。
ただし,例外として,次のAPI関数の延長で行う処理についてはトランザクション処理時間監視の対象外とします。
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ee_mem_userdump:ユーザメモリダンプ出力(即時ファイル出力指定時)
トランザクション処理監視時間は,上記の処理時間を考慮して設定してください。また,トランザクション処理監視時間を設定するときは,次の内容も考慮してください。
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トランザクショナルRPC要求を行ったあとに同期点を取得する関数(ee_trn_chained_commit/ee_trn_chained_rollback)を使用するときは,RPC関連定義のwatch_timeオペランド指定値とトランザクション関連定義のtrn_watch_timeオペランド指定値の合計値より大きくしてください。
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同期点を取得する関数を使用するときは,トランザクション開始時のリソースマネジャとのコネクション確立に掛かる時間より大きくしてください。