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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


13.5 リトライ回数

リトライロールバックAPIの発行上限回数(リトライ回数)は次の2つの定義で指定します。

該当サービスのリトライロールバックで,trn_max_retry_countとservice_attr -rの両方の指定値が存在する場合,service_attr -rのリトライロールバック回数を優先します。service_attr -rの指定値が存在しない場合はtrn_max_retry_countの回数が上限回数となります。

trn_max_retry_countとservice_attr -rの指定値の関係を次の表に示します。

表13‒2 指定値の関係

全体

サービス単位

= 0

>= 1

省略

= 0

リトライしません。

service_attr -rの指定があるサービスは,その指定値でリトライします。

サービス単位指定のないサービスはリトライしません。

リトライしません。

>= 1

(省略含む)

service_attr -rで0を指定したサービスはリトライしません。

サービス単位指定のないサービスはtrn_max_retry_countの指定値でリトライします。

service_attr -rの指定があるサービスは,その指定値でリトライします。

サービス単位指定のないサービスはtrn_max_retry_countの指定値でリトライします。

全サービスでtrn_max_retry_countの指定値でリトライします。