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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


11.3.1 関数呼び出し時に登録する方法(即時登録)

登録要求関数呼び出し時に,タイマ監視対象とする方法です。

トランザクションに関わらず,登録関数呼び出し時にタイマデータ表にタイマを登録します。登録されたタイマが指定された起動時間に達したとき,同一サービスグループのTP1/EEでタイマトランザクションを起動します。

タイマトランザクションを起動するTP1/EEは,ネームサービスで決定します。このため,タイマ登録を行ったTP1/EEとタイマトランザクションを起動するTP1/EEが同じとは限りません。複数のタイマが同時に起動時刻に達した場合,同一のTP1/EEで一度に最大10個のタイマトランザクションを起動します。また,永続タイマを登録したTP1/EEと同一のサービスグループのTP1/EEでタイマデータ表を監視している場合,タイマ監視するTP1/EE上でタイマトランザクションを起動します。

タイマ登録処理は,タイマ処理スレッドで実行します。複数の処理スレッドで同時にタイマ登録をした場合,タイマ処理スレッドで処理がシリアライズされます。タイマ処理スレッドを複数定義すると,タイマ登録処理をパラレルに実行できます。

図11‒2 関数呼び出し時に登録する方法

[図データ]

時刻/時間の指定方法を次に示します。