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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


10.7 処理キューの引き出し

処理キュー引き出しを行う場合の同時処理限界数は,トランザクションレベルごとに定義された値を使用し,サービス単位の同時処理限界数は無効とします。

定義されたトランザクションレベルの状態表示や同時処理限界数の変更は,運用コマンド(eelstrnlevel)で行うことが可能です。

トランザクションレベル方式の処理キューの引き出しの流れを次の図に示します。

図10‒2 トランザクションレベル方式の処理キュー引出しの流れ

[図データ]

サービスの引き出し禁止などで当該サービスを引き出せない場合,同一トランザクションレベル内の次のサービスを引き出します。

図10‒3 引き出せない処理キューがある際の処理キュー引き出しの流れ

[図データ]

  1. 優先度が高いトランザクションレベル名3で,先頭に登録されているサービスAを引き出します。

  2. サービスCが引き出し禁止であるため,同一トランザクションレベル上に登録されている後続のサービスBを引き出します。