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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


7.5.6 引き継ぎ情報領域

〈この項の構成〉

(1) 引き継ぎ情報の設定

(a) 反映先指定UOCでの設定

反映先指定UOCでは1トランザクション分UJごとに,ユーザ引き継ぎエリアに任意の情報を設定可能です。1トランザクション分UJの反映処理が完了した場合,制御情報ファイルのPJUPITVLオペランドに従って,ユーザ引き継ぎエリアの情報を引き継ぎ情報としてPJ管理表に書き込みます。

図7‒40 反映先指定UOCでの引き継ぎ情報の設定

[図データ]

(b) 呼び出し種別(EN:終了)の開始終了UOCでの設定

呼び出し種別(EN:終了)の開始終了UOCでは,ユーザ引き継ぎエリアに任意の情報を設定可能です。開始終了UOCのユーザ引き継ぎエリアには,最後にPJ管理表に更新した引き継ぎ情報が設定されています。引き継ぎ情報を変更不要ならばそのままに,引き継ぐ情報を変更したい場合はユーザ引き継ぎエリアに情報を設定し直してください。UOCリターン後,ユーザ引き継ぎエリアの情報を書き込みます。

図7‒41 種別(EN:終了)の開始終了UOCでの引き継ぎ情報の設定

[図データ]

(2) 引き継ぎ情報の受け渡し

データ連携支援が再開始の場合,呼び出し種別(EN:開始)の開始終了UOC呼び出し時はPJ管理表から抽出した引き継ぎ情報を渡します。

図7‒42 引き継ぎ情報の受け渡し

[図データ]