6.6.5 環境変数設定
オフラインバッチ実行に必要な環境変数を次の表に示します。なお,UAPが直接参照する環境変数,関連PP(HiRDB,COBOLなど)やOSが参照する環境変数(PDSWATCHTIME,TZなど)については,必要に応じて任意で設定してください。
項番 |
環境変数名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
EEBPPDIR |
オフラインバッチ環境ディレクトリを絶対パスで指定します。 |
2 |
EEBPPMODULEDIR※ |
UAP共用ライブラリ格納ディレクトリ名を指定します。省略した場合は,オフラインバッチ定義ファイルのmodule_dirオペランドで指定したディレクトリを使用します。 ディレクトリ名は最大5個まで指定可能です。ディレクトリ名を複数指定する場合は「:」(半角コロン)で区切ってください。6個以上のディレクトリ名を指定した場合,定義エラーで異常終了します。パス名として使用できない文字(区切り文字の「:」を除く)を指定した場合の動作は保証しません。 |
3 |
EEBPPBSENTPTR※ |
BSトランザクションのエントリポインタを指定します。省略した場合はオフラインバッチ定義のuser_bpp_bsオペランドで指定したエントリポインタを使用します。 |
4 |
LD_LIBRARY_PATH |
次のディレクトリを環境変数の先頭に追加します。 ・オフラインバッチ用ライブラリ格納ディレクトリ($EEBPPDIR/lib) ・HiRDBクライアント用ライブラリ格納ディレクトリ($PDDIR/client/lib) |
5 |
LANG |
設定値についてはマニュアル「OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。 |
6 |
PATH |
オフラインバッチの運用コマンド格納ディレクトリ($EEBPPDIR/bin)を環境変数の先頭に追加します。追加しない場合は,オフラインバッチコマンドを絶対パス指定で実行します。 |
7 |
EEUSERDUMPDIR |
ユーザメモリテーブルダンプ格納ディレクトリを指定します。 詳細については「21. ユーザメモリダンプ機能」を参照してください。 |
- bashでの環境変数設定例
$eebppsetup /home/aaa : : $ EEBPPDIR=/home/aaa $ export EEBPPDIR $ EESDHRDAREA=RD1,RD2 $ export EESDHRDAREA $ LD_LIBRARY_PATH=/home/aaa/lib:/opt/HiRDB_P/client/lib:/opt/HILNGcbl2k64/lib $ export LD_LIBRARY_PATH $ LANG=C $ export LANG