5.3 機能一覧
OBMが提供する機能の一覧を次の表に示します。
項番 |
機能 |
説明 |
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大分類 |
中分類 |
小分類 |
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1 |
バッチ形態 |
データ型 |
バッチデータをOBMが入力する形態です。 |
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2 |
イベント型 |
バッチデータをUAPが入力する形態です。 |
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3 |
トランザクション |
トランザクションの種類 |
オープン |
OBM実行のための初期設定をするためのトランザクションです。OBM開始/再開始時に起動します。 |
4 |
ノーマル |
バッチデータを処理するトランザクションです。データがなくなるか,終了要求を発行するまで繰り返し起動します。 |
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5 |
クローズ |
OBMの実行結果を確認したり,使用した資源の解放などをするためのトランザクションです。OBM終了/停止時に起動します。 |
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6 |
トランザクションレベル |
OBMのトランザクションを,起動するトランザクションレベルの定義によって,優先/通常の2種類,またはトランザクションレベル名判定UOCによって任意で設定できます。 |
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7 |
連続異常終了監視 |
トランザクションが異常終了した場合に連続して異常終了した回数をチェックします。閾値を超えたらOBMを停止するかデータを処理済みとするか選択できます。 |
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8 |
バッチ制御 |
OBM開始 |
OBMを開始します。OBM開始コマンドは,OBMの終了,または停止と同期して終了します。 |
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9 |
特定ロット開始 |
OBMを開始します。このとき,一部のロットだけを実行して,ほかのロットは,計画停止状態とすることができます。 |
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10 |
OBM終了 |
すべてのロットが正常終了するとOBMを終了します。 |
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11 |
OBM停止 |
コマンド,APIによって計画的にOBMを停止できます。バッチ業務が継続できない障害が発生した場合や,TP1/EEを再開始するとOBMを停止します。 |
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12 |
OBM再開始 |
停止中のOBMを再開始します。中断点から再開できます。 |
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13 |
OBM強制終了 |
停止中のOBMを強制終了します。 |
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14 |
OBM実行結果の出力 |
OBM終了時にOBM実行結果をOBM開始コマンドの標準出力,ファイルに出力します。 |
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15 |
TP1/EE終了時の実行中OBM監視 |
TP1/EE終了時に終了していないOBMがないかチェックします。 |
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16 |
ロット スケジュール |
階層 |
最大3階層のロットで構成できます。 |
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17 |
スケジュール方式 |
シリアル |
必ずロット定義順に処理します。 |
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18 |
優先 |
ロット定義順に優先して実行します。 |
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19 |
同時実行数の制御 |
最大同時実行数 |
ロットごとの同時実行数を制御します(最下層ロットは1固定)。 |
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20 |
最大同時実行数の自動増加 |
上位ロットの最大同時実行数を有効に使用するために自動で同時実行数を変化させます。 |
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21 |
バッチデータ |
データ形式 |
データ形式 |
入力データの形式です。 HiRDB(RDB)をサポートします。 |
22 |
ヘッダラベル |
OBMごとに任意のヘッダデータを参照・更新できます。 |
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23 |
トレーラレコード |
ロットごとにデータの終端に任意のトレーラレコードを設定できます。 |
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24 |
データ入力 |
ブロック入力 |
複数のレコードを一括して入力することでデータ入力に掛かる時間を短縮します。 |
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25 |
非同期入力 |
バッチ業務のトランザクションとは非同期にデータ入力を行うことで,バッチ業務のデータ入力待ち時間を短縮します。 |
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26 |
データスキップ |
運用によるスキップ |
停止中のOBMの未処理のバッチデータを処理済みとすることができます。 |
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27 |
ロールバックスキップ |
トランザクションが障害によってロールバックした場合にバッチデータを処理済みとすることができます。定義で選択可能です。 |
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28 |
UOC |
OBM開始/再開始UOC |
OBM開始条件の確認や,ロット構成の変更(並べ替え)が行えます。OBM開始コマンド実行時に起動します。 |
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29 |
停止していたOBMの再開始時に,OBMの状態を確認できます。停止中のOBMに対してOBM開始コマンド実行時に起動します。 |
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30 |
OBM終了/停止UOC |
OBM終了時の状態確認や,ヘッダラベルの更新を行えます。OBMの正常終了,強制終了時に起動します。 |
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31 |
OBM停止時の状態確認が行えます。OBMの強制停止,計画停止時に起動します。 |
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32 |
OBMサービス名決定UOC |
入力データを参照してノーマルトランザクションを起動するサービス名を決定します。 |
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33 |
OBMスキップデータUOC |
コマンドによってスキップしたバッチデータを入力して任意の後処理を行えます。 |
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34 |
OBMのトランザクションレベル名判定UOC |
OBMのトランザクションをキュー登録する際に,任意のトランザクションレベルを設定できます。 |
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35 |
コマンド |
コマンド一覧を参照してください。 |
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36 |
API |
API一覧を参照してください。 |
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37 |
ステータス管理 |
OBM,ロットの状態,処理済みデータ件数などをオンライン再開始時に引き継ぐためのステータスをHiRDB(RDB)で管理します。 |
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38 |
サーバ間連携 |
ネゴシエーション |
BCMとBCS間で実行環境のチェックをします。 |
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39 |
バッチ実行 |
BCMからBCSにバッチ実行要求を送信してトランザクションを起動します。 |
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40 |
バッチ実行サーバのくくり付け |
同一ロットのトランザクションは1つのOBM実行サーバで実行するようにくくり付けることができます。 |
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41 |
ブロック転送 |
BCMからBCSに転送するバッチデータをまとめて送信することで通信回数を削減します。 |
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42 |
障害監視 |
OBM開始コマンドとBCM,およびBCMとBCSで定期的に通信を行い,相手サーバの障害を検知します。 |
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43 |
複数BCMとの接続 |
1つのBCSから2つのBCMに接続します。 |
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44 |
BCM間のOPEN状態管理 |
どのBCMでOBMを実行可能か管理します。 |
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45 |
トラブルシュート |
TASKTM |
TASKTMの出力するロット名などから,OBMのトランザクション実行状況を確認できます。 |
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ブロック入力待ち時間など,チューニングに必要な情報を出力します |
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46 |
統計情報 |
ブロック入力待ち時間などチューニング要否を判断する目安となる情報を出力します(全OBMの累計を出力します。個々のOBMのチューニングはTASKTMを参照して行います)。 |
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47 |
回線トレース |
サーバ間の通信イベントを追跡できます。 |