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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


3.20.1 機能概要

本機能では,DBサーバ上のグループ管理表から割り当てていた通番(履歴情報表の行番号に相当)をUAP履歴情報取得API発行するTP1/EEのメモリ上で一括予約管理をして割り当てます。

UAP履歴情報取得は,1つのUAP履歴情報表に対して複数のTP1/EEプロセスから実行可能(オンライン共用機能)ですが,1つのUAP履歴情報表に対して1つのTP1/EEプロセスからしか実行しない場合,本機能を使用することでUAP履歴情報取得機能の性能を向上させることができます。

本機能の使用有無は,定義で変更可能です。

UAP履歴情報メモリ通番機能使用時および未使用時でのUAP履歴情報取得の概要図をそれぞれ次に示します。

なお以降,TP1/EEのメモリ上に作成される通番管理表を『メモリ通番表』と記載します。

図3‒25 UAP履歴情報メモリ通番機能未使用時の処理概要

[図データ]

図3‒26 UAP履歴情報メモリ通番機能使用時の処理概要

[図データ]