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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


3.5.2 オンライン間共用機能使用時の現用の履歴情報表の決定例

3つのTP1/EEプロセスがオンライン間共用機能を使用した場合の現用の履歴情報表の決定例を次の図に示します。

図3‒4 オンライン間共用機能使用時に現用となる履歴情報表の決定例

[図データ]

1.,9.:オンライン共用している他プロセスがすべて正常終了時の正常開始

未使用状態の履歴情報表の中で表作成時に指定した使用順に従い現用となる履歴情報表を決定します。

2.,3.,5.:オンライン共用している他プロセスが起動している場合の正常開始

起動済みのプロセスが決定した履歴情報表を現用として継続して使用します。

4.:オンライン共用している他プロセスが起動している場合の再開始

起動済みのプロセスが決定した履歴情報表を現用として継続して使用します。

6.:オンライン共用しているすべてのプロセスが未起動

計画停止しているプロセスが存在するため現用のまま状態を変更しません。

7.:オンライン共用している他プロセスがすべて未起動の場合の再開始

以前,現用として使用していた履歴情報表を現用として割り当てます。

8.:オンライン共用している全プロセスが正常終了

使用済み(書き込みがない場合は未使用)の状態に遷移します。