2.3.3 SDBハンドラ機能とトランザクションの関係
SDBハンドラ機能は，TP1/EEのトランザクション制御の管理下にあり，更新系SDBデータベースアクセスの実行結果はTP1/EEトランザクションの決着結果に依存します。明示的にトランザクション決着および再起動，またはロールバック指示などを行う場合は，トランザクション制御が提供するAPI（ee_trn_chaind_commit()など）を使用してください。
同一トランザクション内で，RDBとSDBの両方にアクセスできます。ただし，同一RDエリア内でRDBとSDBの混在は不可となります。
個別開始はトランザクションごとに行う必要があります。トランザクション再起動（ee_trn_chaind_commit()/ee_trn_chaind_rollback()）またはトランザクショナルRPCによって新規トランザクション起動した場合でも，新しいトランザクションでは個別開始が必要です。
ロールバック指示（ee_trn_rollback_mark()発行）が行われているトランザクションでは，個別終了以外のSDBハンドラ提供APIを使用できません。使用した場合は提供APIがエラーリターンします。同一UAP内で再度SDBにアクセスする場合は，トランザクションをロールバック決着（ee_trn_chaind_rollback()発行）し，個別開始から始めます。
提供API実行中にエラーが発生した場合は，エラー内容に応じて動作します。詳しくは「2.6 障害処理」を参照してください。