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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


2.3.1 SDBデータベース情報取得

SDBハンドラ機能を使用する場合,SDBデータベースを管理しているHiRDBのRM情報を,TP1/EE定義のtrnstringオペランド(最大256個)によって定義します。

図2‒5 RMとTP1/EE定義の関係

[図データ]

TP1/EEプロセス起動時,初期化トランザクション(MI)起動前に,定義されている全RMからSDBデータベース情報を取得します。RMが未起動の場合は,KFSB54301-Eメッセージ出力後,sdh_start_rmerr_modeオペランド指定値に従い動作を決定します。

「stop」を指定している場合は,KFSB64301-Eメッセージ出力後プロセスダウンします。

「continue」を指定している場合は,障害の発生したRMをSDBハンドラ機能の対象外として処理を続行します。

RMにSDBが未定義の場合およびRMがSDB未対応の場合は,当該RMをSDBハンドラ機能の対象外として処理を続行します。

RMからのSDBデータベース情報取得で障害が発生した場合は,KFSB64301-Eメッセージを出力後,プロセスダウンします。

TP1/EE再開始時は,接続するRMをsdh_restart_rm_modeオペランド指定値に従い選択します。

「continue」を指定している場合は,正常開始時に接続したRMからだけSDBデータベース情報を取得します。正常開始時にSDBハンドラ機能の対象外としたRMについては再開始時も対象外として扱い,その旨をKFSB84300-Iメッセージとして出力します。

「all」を指定している場合は,登録されている全RMに接続しSDBデータベース情報を取得します。

RMが未起動の場合は,KFSB54301-Eメッセージ出力後,sdh_restart_rmerr_modeオペランド指定値に従い動作を決定します。

「stop」を指定している場合は,KFSB64301-Eメッセージ出力後プロセスダウンします。

「continue」を指定している場合は,障害の発生したRMをSDBハンドラ機能の対象外として処理を続行します。

RMにSDBが未定義の場合およびRMがSDB未対応の場合は,当該RMをSDBハンドラ機能の対象外として処理を続行します。

RMからのSDBデータベース情報取得で障害が発生した場合は,KFSB64301-Eメッセージを出力後,プロセスダウンします。