HDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)の定義内容を,ホストを再起動しないで,動的にHDLMドライバに認識させます。操作の対象および対象外の操作を次の表に示します。
表7-2 HDLM構成管理ユティリティ(dlmcfgmgr)の操作対象および操作対象外の操作
操作対象の操作 | 操作対象外の操作 |
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HDLMドライバに認識されたLUは,ホストを再起動しないで,HDLMで使用することができます。さらに,Solaris 10またはSolaris 11の場合は,ホストから接続が解除されたLUに対するHDLMデバイスを削除することができます。
Solaris 8またはSolaris 9でのLUの削除およびパスの変更または削除,Solaris 10またはSolaris 11でのパスの変更または削除などの構成変更があり,HDLMドライバ構成定義ファイル(/kernel/drv/dlmfdrv.conf)の定義が変更された場合は,dlmcfgmgrユティリティの操作対象外です。この場合,変更内容はHDLMドライバには反映されません。再構成オプションを指定してホストを再起動して構成変更を行ってください。
dlmcfgmgrユティリティを実行すると,KAPL10373-Iのメッセージが出力されます。KAPL10373-Iのメッセージに対して「y」を入力すると,HDLMデバイスの動的再構成を実行後,HDLMが管理するsdまたはssdデバイスの論理デバイスファイルを削除し,HDLMの管理から削除されたLUに対するHDLMデバイスの論理デバイスファイルを削除します。また,詳細なログを/var/opt/DynamicLinkManager/log/dlmcfgmgr1.logに出力します。「n」を入力すると,動的再構成を中止します。
dlmcfgmgrユティリティは,Solaris 8 1/01以降,Solaris 9,Solaris 10,またはSolaris 11の環境で有効です。